モカの木文章題とは何か?
これは「目的を持って」「叶えて」「伸びていく」「君だけの木」の頭文字をとってつけた名前です。
目的の「も」
叶えるの「か」
伸びるの「の」
君だけの「き」
「もかのき」で「モカの木」です。
実際にこんな名前の木はありません。
弊社みかんせいが作ったオリジナルの「文章題」の木です。
モカの木文章題の特徴は、
他の文章題とはちょっと違います。
他の文章題とは「考え方と解き方」が違います。
なぜそんな解き方をするのか?
なぜわざわざそんな解き方をするのか?
なぜ他の文章題よりも長い文章なのか?
なぜ文章題で学習能力が伸びるのか?
それをお話しする前に、なぜ文章題が大事なのかをお話ししたいと思います。
文章題は、多くの子ども達が「嫌いな」勉強内容です。
きっとウン十年前は子どもだったあなたも嫌いだったのではないでしょうか?
そういう僕も嫌いでした笑
どうして子どもは文章題が嫌いなのでしょう。
ちょっとあなた自身の小学生の時の算数の時間を思い出してみて下さい。
…
…
…
思い出しましたか?
苦い思い出でしたか?
それともそんなんでもなかったかなという感じですか?
すっかり忘れてしまったよ、という方もいるかもしれませんね。
学年が小4生、小5生、小6生と上がるうちに文章題は難易度を上げ、
そして、
中学生では、内容も一次方程式や連立方程式、二次方程式となり、
高校生では、ほとんどが文章を読み解かなくてはいけないものばかりになり…
数学なんて嫌いだ!
と思ったことはないでしょうか?
その原因は…
小学生のころの「文章題嫌い」が根本原因になっているんです。
事実、数学が嫌いな人の実に92%の人が小学生の時に文章題が嫌いだったというデータもあります。
文章題が嫌いな理由は、
□文章を読むのが面倒臭い
□文章を読んでも内容が分からない
□数字だけを取り出してとりあえず式にしてみただけ
□式で数字を書く順番をいちいち注意された
□算数は計算できればいいと思っている
□単位量あたりの大きさとか割合とか濃度とか意味が分からない
□速さは「ハジキ」は知っているけど解けないのがあるからイヤだ
□出てきた数字を訳も分からず計算しているだけだった
もしこれに一つでも当てはまっていたら、
きっと文章題が嫌いな子どもになると思います。
どうでしたか?
僕は「数字だけを取り出してとりあえず式にしてみた」タイプでしたね。
それでも答えっぽいものが出てくるので、まぁそれでいいかなと思っていました笑
もしあなたの子どもがどれか一つにでも当てはまっていたら…
早めに文章題嫌いからの抜け出す道を考えるべきです!
モカの木文章題は、そんな「文章題嫌いな子達」を
「ぼく、文章題解けるようになったよ!」に変える文章題です。
魔法は使いませんが、
魔法を使ったように子ども達が変わっていきます。
その秘密は、「モカの木文章題の文章と解き方」にあります。
では、モカの木文章題の中身を見ていきましょう。
みかんちゃんとりんごさんが、池を作るために砂袋を運んでいます。
りんごさんは砂場から池まで行くのに11分かかり、1回で2つの砂袋を運びましたが、みかんちゃんは同じ時間でりんごさんの6倍運ぶことができました。
りんごさんが1回目を運び終わった後、池のほとりで、りんごさんが運んだ砂袋の重さと、みかんちゃんが運んだ砂袋の重さを測ると、その差は4.6kgありました。
問1 砂袋1つの重さは何gですか。
問2 みかんちゃんが砂場から池まで砂袋を運ぶのに1回で2分かかり、池から砂場に戻るのに1分かかります。それでは、みかんちゃんは1回で何個の砂袋を運びましたか。
問3 砂を運び始めてから81分経ちました。りんごさんが池から砂場に戻るのに3分かかるとすると、りんごさんが池に運んだ砂袋の数は何袋になりますか。
どんな特徴があるのか、わかりますか?
別の問題も見て見ましょう。
今日はフリーマーケットに出店しているみかんちゃんは、自分で製作したリモコンロボットを販売しています。いつもは1600円で販売しているのですが、ちょっと欲を出したみかんちゃんは、いつもより3割5分増しの値段をつけてみました。
しかし午前中が終わった頃には思ったよりも売れなかったので、午後にはちょっと値段を下げて、午前中の値段に比べて2割5分引きで売ることにしました。
すると午後は午前中の2.8倍も売れて、全部で57個も売ることができました。
問1 みかんちゃんが午前中につけたロボットの値段は何円ですか。
問2 みかんちゃんが午後につけたロボットの値段は何円ですか。
問3 みかんちゃんがこの日売り上げたのは何円ですか。
この問題は、小学生が必ず壁に当たる「割合」の入った問題です。
さて、いかがでしょうか?
きちんと問題を読んでいただけたでしょうか?
もしかすると、きちんと読まずに「難しいよ、これ」「うちの子には無理」と思ったかもしれません。
それはとっても勿体無いことなんです!
読まない癖がついてませんか?
というもの、多くの子ども達が問題文が長い、短いに関わらず「読まないで」やろうとしてしまいます。
なぜかというと、「今までも、そんなに真剣に読まなくても何となく解けてたから」で、
そういった悪い癖、悪い習慣がついているのです。
小学1年生の時についてしまった悪い癖、悪い習慣を直すのには、結構な時間をかけなければなりません。
こうした悪い習慣のことを「悪いプロセス」と言います。
「悪い」を「正しい」にひっくり返す
このような「悪いプロセス」を「正しいプロセスに変えること」
それがモカの木文章題の大きな役割の一つなのです。
子ども達が勉強ができない理由は、
子ども達の頭が悪いわけでも、
子ども達自身が悪いわけでもありません。
勉強するプロセスが悪かっただけなのです。
だから、「正しい学習プロセスに変える」ことで、
子ども達は地道にですが、着実に、学習能力をあげることができるのです。
モカの木文章題は、
子ども達が正しい学習プロセスを進むために作られた学習体系であり、
誰でも、いつからでもできる学習方法なのです。
それでは、次の問題も見てください。
きちんと読んでくださいね!
みかんちゃんのクラスには、みかんちゃんをいれて、3人の女の子と4人の男の子がいます。
今日、クラスのみんなで、クリひろいに行きました。女の子のうち、一人が4つ、他の2人が3つずつひろいました。男の子のうち、1人が3つ、2人が2つずつ、他の1人が5つひろいました。それでは、女の子と男の子ではどちらがいくつクリを多くひろいましたか。
要約…文章の中で大事なことを書き出しましょう。
①
②
③
④
絵や図をかいて文章題を考えていこう。
きちんと読みましたね!
この問題は、モカの木文章題Grade1-3の問題。
Grade1とは、小学校1年生って意味です。
学校のワークや市販のワークとの違いがわかるでしょうか。
きっと賢明なあなたならおわかりですね。
そうです。
□問題文が長い
□数字だけ見ても解けない
□文章を要約させる
□絵や図を書いて考えさせる
といった特徴が見つけられると思います。
また、文章を読むとわかりますが、掛け算的要素も含まれています。
しかし、小学1年では掛け算は習いません。
じゃあできないじゃん!と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
絵図化の力=読解力
なぜなら「絵図化して、視覚化するから」です。
数字だけの計算に頼るときっとできません。
でも、「絵図化する」ことで、文章の内容をよりよく理解することができます。
文章の内容をよりよく理解する力を「読解力」といい、「想像力」といいます。
・数字だけの計算に頼らない
・文章内容を要約・整理する
・文章をしっかり読み、絵図化する
正しい学習プロセスを習慣にする
こうした「正しい学習のプロセス」を学習の習慣にすること。
これが、文章題嫌いな子を、「ぼく、文章題解けるようになったよ!」に変える方法であり、
モカの木文章題で伸びる力の一つなのです。
先ほどのGrade1-3の問題の解答例はこちらです。(クリックで大きくなります)
地道に見えますが、掛け算という計算を使わなくても解くことができます。
こういう概念があって初めて掛け算の意味、計算の意味がわかってくるんですね。
数字だけの計算をするのか
イメージと実物のある計算をするのか
同じ計算だとしても、その後の「理解」は大きく変わってきます。
モカの木文章題が持つもう一つの力です。
モカの木文章題において、「ただの数字」は存在しません。
数字にはすべて「単位」がついています。
にもかかわらず、読解力を伸ばせ、要約する力を伸ばせ、想像力を伸ばせる文章題を、
ただの計算問題にするというのは、もったいないやり方だと思いませんか?
できます!
条件があります
絶対に
「保護者様が、子どもから説明を聞くこと」
「説明がわからなかったら、分かるように話すまで見守ること」
「絵図化していなかったら、答えが合っていてもマルしないこと」
「絵図化と説明が合致していなかったら、マルしないこと」
「消しゴムは使わないこと」
「進むことを目的としないこと」
です。
説明しよう!
みかんせいでは、
生徒達が考え終わった後に、
どのように考え、解いたのかを説明してもらっています。
説明をすることで、曖昧だったこともクリアになり、
何よりも自分の間違い・ミスにも気が付くことができます。
相手がわかるように説明する
自分で自分のミスに気がつく
これは学生時代に限らず、
社会人になってからも大事な能力の一つです。
そうした力の土台を、
モカの木文章題を通じて養ってほしいなと思い、
みかんせいでは、生徒達に楽しみながら学習してもらっています。
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