「英検 意味」で検索

明日もどこかで行われる英検

 

日本国内では非常に「人気のある」検定試験です。

ただ「日本国内限定」であり、世界で「英検」を知っている人は誰もいません。

 

英検◯級合格!といっても、実際の「英語力」とはちょっとちがうんですね。
実際に英検2級合格者である私の家内は、まったく英語は「しゃべれません」し、
逆に英検無級である私の友人(カナダ在住)は当然「しゃべれ」ます。

 

最近は、英検◯級とったからワタシ英語できるもん!という子に限って、
残念なくらい基本文法事項も知らず、リスニングもままならず、長文読解もイマイチ…という子が多いです。
そこからの修正は...得意だって思っている分、なかなか素直になって、勉強し直さないです。
まぁ思い切り凹まして、実情を理解してもらうんですけどね。

 

ということで、むしろ英検は英語を学習する妨げになっているんじゃ…と思わなくもないです。

英検持ってるという妙な「安心感」ですかね。
もちろん英検がどうこうということではなく、
一つの言語の習得に◯級というランク付けは意味がないように思います。
そもそも「70%以上の正解率で合格」というのが変なんです。70%の合格って何です?
つまりは「30%は知らなくてもいいですよ」ということです。
どうせならすべて90%以上の正解にすればいいんです。

 

合格者の乱発は、真の実力を誤って判断してしまいますからね。

 

それよりもTOEICやTOEFLのように世界基準のスコアテストのほうが分かりやすい気がします。

 

日本国内の企業でも、海外企業でもTOEICのスコアが採用基準なり、社内での役職基準になっています。
例えば、
日産は800点以上、旭化成やブリヂストンは700点以上、三井物産は600点以上が新卒の採用基準ですし、
昇進・昇格では、トヨタや楽天や日立が600点以上、ソニーは全管理職は650点以上を基準としています。

 

大学も英検よりもTOEFLを重視してきています。
現安倍政権でも大学入学におけるTOEFL重視が明確になってきていますよね。
例えば、自己推薦入試・AO入試において、北海道の国公立大学では
北海道大学医学部は550点以上、帯広畜産大学獣医課程で600点以上が基準スコアとなっています。
英検は…こういう大学では入試基準としては採用されていません。
ある程度の有名大学では、だいたい2級以上が基準になっています。

 

ちなみに高校生の英検2級合格率は22%程度です。なんとなく効率が悪いような気がします。
無駄な権威主義がちょっと垣間見えます。上級になればなるほど合格は難しいんだよ的な…。
でもねぇ、不合格だとお金無駄になりますからねぇ、イヤですよね?2級で4100円ですよ!

 

TOEICは合格・不合格はなく、スコア(得点)だけですから、お金が無駄になることはありません。

昔に比べ、海外に行く人が増え、海外で働く人が増え、英語を使う機会が増えました。
そこで多くの人が気づいたんだと思います。

 

「英検とっても意味なくない?」と。

 

これはとてもいいことです。知らないことを知るようになり、何を重要視するかというのは変化します。
それを昔ながらの基準をずっと大事にしていては、教育そのものがダメになってしまいます。

 

ということで、「英検 意味」で検索してみて下さい。
きっといろいろなことが分かると思います。
ある一つの語学ができる基準というのは、一つではなく複数であるべきです。
英検はその一つであって、すべてではないのです。

 

英検◯級合格させます!的な謳い文句よりも、どういうステップで言語学習を進めていくのかを、
しっかり説明でき、その理論に基づいた学習ができる場所を選んで下さい。

 

ちなみに…英明塾が行う子ども英語教室Leptonは、第二言語学習の習得理論に基づいて作られた教材です。
最終ステップまでいけば、TOEIC600点以上を小中生のうちにスコアできるように作られています。

 

おっと、宣伝になってしまいましたね(笑)