ちょっと面白い(?)興味深いことがありました。
小学4年生の生徒さんが「太平洋」を知らないというので、地球儀を見ながら話していたときのことです。
「こんなに広い地球だけど、日本から出てみたいと思う??」
『いや〜』
「どうしてさー」
『英語だから』
なんと!
日本の外は、全部、英語だったんだ!
…………いやいや、そんなことはありません。
「海外=英語」
これって、日本特有のマジックみたいなもので、
例えば、
大流行した『半沢直樹』
ふと周りの声を聞けば、
「半沢見てないとかありえないよねー」
と、まるで、見ていることが大事であるかのように思ってしまいます。
同じように、
よく、英語を勉強している人が言う言葉、
「海外に行くために英語を勉強してるんだ〜」
そんな声を聞くと、まるで、英語ができないと海外には行けないかのように思ってしまいます。
じつは、周りの人たちの些細な一言で、知らず知らずのうちに
さもそれをやらなければいけないかのように錯覚してしまうのです。
本当に自分に必要かを考えずに、なぜ必要かを考えずに…
確かに、早期英語学習が重視され、ニュースとなり、
もはや英語を習うことがステータスな時代となってきました。
しかし、本来の目的を忘れてはいけません。
「海外=英語」
決してそんなことはありません。
英語ができなくたって海外に行くことは簡単にできます。
私の行ったことのある、
フィリピンは「タガログ語」でした。
マラウィは「チェワ語」でした。
中国は「中国語」を話し、韓国は「韓国語」を話します。
どこの国も、日本と同じように自分たちの国の言葉があるのです。
母国語が英語である国なんて、ほんのちょっとなのです。
でも、1つだけ。
英語にはほかの言語にはない特徴があります。
どこに行っても「通じる言語」、それが「英語」なのです。
だから、英語を学ぶのです。
グローバル化の進む現代で、国際人が求められるこの時代で、
自分たちのことを話すために、伝えるために、英語という「手段」を使うのです。
そのために、英語を学ぶのだということを忘れたくないなと思います。
ただ流れにのって…ではなく、常に明確な目標を持って行動に移していきたいものです。
日本の外には、私たちが全く知らないことがたくさんあふれています。
それを「伝わる言語=英語」を通じて、たくさん学んでほしいと思います。
すると、また違った角度で日本を見れるのではないかと思っています。
たくさんのことを学んでふと振り返ってみると、今まで見えなかったものが見えてくるものですから。
「日本の外は、英語だけじゃないよ。
その国、その国の言葉があるんだ!日本にも日本語があるでしょう?
ただね、みんな英語も知っている。日本でも英語は通じるでしょう?
どの国の人たちも、みんなと話すために英語を勉強してるんだ。
だから、みんなと話すために英語を勉強しようね!」
やっていることは同じでも、自分の気持ちを入れて行っていきたいものです。
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