改めて...どんぐりは偉大ですね!

yahooの最近話題ニュースを見ていたときに、面白い記事を発見しました。

ここ2、3年で、「シンガポールの算数教育が世界の注目を浴びている!」とのことです。

 

シンガポール?

一時、インド式計算が話題になりましたが、シンガポールとはびっくりです。算数好きにはたまりません。

気になったのでさっそくシンガポールの算数教育を調べてみました。

 

*シンガポールの算数教育*

国際的な学力調査では常にトップクラスであり、アメリカとカナダでは、シンガポールの子供達の算数力を認め、多くの学校でシンガポールの教科書を使って算数の授業を行っているようです。

 

その中身は、、、

① 文章題中心の学習であること

② 【バーモデル】と呼ばれる”図”を使って解いていくこと

この2点が最大の特徴である!!(...ん?どこかで聞いたことのあるような?)

 

計算はできて当然とされ、学校では文章題の他、論理的思考形成のための推理問題や図形問題を中心とした応用問題に力を注いでいるとのことのです。

話題となっていた問題はこちら...http://news.biglobe.ne.jp/it/0415/giz_150415_2234512004.html


気になる【バーモデル】とは、以下のような感じです。

 

(例)小3の問題より抜粋(数学検定のファンサイトからコピーしてます http://mathcoacher.com/play/vol_03.html

--------------------------------------------------------------------------------------------

【問題】
ある日、果物屋さんが、ドリアンとパパイヤを同じ数だけ仕入れました。その日、ドリアンは22個、パパイヤは48個売れました。売れ残ったドリアンは売れ残ったパパイヤの数の3倍でした。この日仕入れたドリアンとパパイヤは何個ずつだったでしょうか?

下記のようにバーモデルを作ります。

『世界一の学力がつくシンガポール式算数ドリル』著者・田嶋麻里江さん

まず、1ユニットの値がいくつかを出していきましょう。バーモデルを書くと、パパイヤの売れた数、つまり48個はユニット2つ分にドリアンの売れた数である22個をたした数であるとわかりますね。

2ユニット+22=48ということは、2ユニットは、48−22=26で26になります。
したがって、1ユニットは13となるわけです。

つまり、仕入れたパパイヤの数は、13(1ユニット)+48=61ですね。
問題にあるように、ドリアンとパパイヤの仕入れ数は同じなのでそれぞれ、61個ずつです。

答え
ドリアン、パパイヤを61個ずつ仕入れた。
--------------------------------------------------------------------------------------------

...ん??

ど、どんぐりじゃん!!! (ノ*゚▽゚)ノ いつもやってるー

 

世界で注目され、日本で話題になっているシンガポール算数教育。

みかんせいの小学生たちが日々取り組んでいるどんぐり文章題でした。

むしろ、分析法を取り入れてさらに進化を遂げ、

文章を正しく図解していくどんぐり文章題の方がわかりやすいんじゃないか...(・・?))アレ

 

「どんぐり恐るベーし!」

みかんせいに通ってくれている小学生たちは目を輝かせてどんぐり問題に取り組んでいます。

 

みんなが口を揃えて「苦手なんです...」と言う文章題なのに、なぜ?と思うかもしれません。


生徒たちも最初から楽しんでいたわけではありません。文章を見てあからさまに嫌な顔をする生徒もいます。できなくて泣き出す生徒もいます。

 

でも、悔しさを乗り越えて学び続ける中で自分の力で文章題を解く方法を発見し、身につけていきます。だから、純粋に自分の力で考えていくことを楽しんでいるのだと思います。

 

「人間は考える葦である」とはかの有名なパスカルの言葉ですが、人間は考えずにはいられないもの、学ばずにはいられないものです。

 

学びは人間そのもの。欲せずにはいられないのですね。だから、生徒たちも一生懸命考えることで初めて味わえる「できた!」が楽しいのだと思います。

 

やればやるほどハマる。どんぐり中毒者です(笑)


今夜の様子...一人テキスト第一弾を終えて問題に入りました!みんなかなりいいペースで進んでいます^^毎日コツコツです!
今夜の様子...一人テキスト第一弾を終えて問題に入りました!みんなかなりいいペースで進んでいます^^毎日コツコツです!

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    reon (日曜日, 19 4月 2015 09:28)

    線分図は最低の図だから使わない。という「どんぐり」の注意書きを教えてあげたいですねぇ。中途半端な理論思考が表面的で育てばそれだけでいいと思ってるんでしょうねぇ。最先端と言われているところでも、スタートラインにも立てていない。まだまだだなぁ。

  • #2

    みかんせい (日曜日, 19 4月 2015 23:51)

    コメントありがとうございます。
    自分自身もどんぐりをもっともっと勉強しながら指導にあたりたいと思います。今後のみかんせいにも注目してください!