今年度の北海道学力コンクール(道コン)が今日から始まります。
中学3年生は年間に6回(その他に対策模試があります)、他低学年及び小学生は年間3回実施されています。
塾でのテストの位置づけは、あくまで普段の学習の成果です。
「講習会を通して弱点克服!」と期待されている方は、多くいらっしゃると思います。
ですが、そこには認識しなくてはならない現実があります。
それは、短期間で克服できる弱点とそうではないものがあるということです。
なぜ弱点となっているのか?
理由は大きく二つあります。
1つは、勉強不足により情報が定着されていないという点です。つまり、学習が習慣化されていないということです。
もう1つは、学習内容を理解できていないという点です。
前者の場合は、短期間でも集中的に取り組めば結果は出ます。
しかし、日常を改善しなくては、何の解決にも繋がりません。
そして後者ですが、今の時点での理解力では不足しているということですので、克服するためには理解力を鍛える学習をしていかなくてはいけません。
では、理解力を鍛えるという学習は短期間で解決できるものなのでしょうか。
時間がかかります。
それは、1年かも2年かもわかりません。人によっては、5年も6年もかかることも当然あり得ます。
そして、本気で取り組まなければ、決して補うことは出来ないものでもあります。
単に弱点克服といっても、生徒さんによって状況が異なります。
そうして、生徒さんを分析するための資料の1つとして、道コンがあります。
得点が取れたから良いわけではなく、その反対でもありません。
今がどのような状況にあるのかを知り、今後どのような対処をしていけば良いのかを検討するのが道コンです。
日ごろの学校のテストとは異なり、総合的な力が試され難易度も高いので、自分の実力を知るには絶好の機会と考えています。
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