先が見えない時こそチャンス

知りたいんです!という気持ちはとても尊い気持ちです。
知りたいんです!という気持ちはとても尊い気持ちです。

北海道学力コンクールが終わり、

今は「解き直し」の真っ最中。

 

解き直しの効用については以下のブログをご参照

解き直しは説き直し

解き直しは自己分析

 

結果が出てくると「どうしよう…」と思う生徒が多いのですが、結論は決まっているので、どうもこうもないのです。

 

決まっている結論は「やるしかない!」

 

 

とはいえ、ただがむしゃらに勉強しても…望む結果には辿り着けないことが多いように思います。

がむしゃらにするのは決して悪いことではないのですが、

しかし目的を見失った努力は、やっぱり徒労に終わることが多いのです。

これは…この18年の経験です(講師生活18年ですって!)

 

勉強する目的って何でしょう?

 

「なんで勉強するの?」との質問に対して、どのように答えるのか。

 

その返答一つで、子ども達(生徒達)の勉強への姿勢が変わってくることもあります。

だからこの質問というのは、かなりヘビーな質問なんですよね。

 

そのときに…

「どうしても!」とか、

「子どもなんだから!」とか、

「それがあなたの仕事なの!」とか、

「そんなこと言ってないで勉強しなさい」とか、

そういう返答をされたら…ちょっとモヤモヤがたまりませんか。

 

モヤモヤの理由は、返事になっていないからなのですが、

やっぱり子どもは知りたいんだと思います。

「自分がしていることの理由」が。

自分が勉強している理由」を子どもは知りたいんだと思います。

 

だから…

「○○高校へ行くため」とか

「○○大学へ行くため」とか

「将来困るから」とか

「しておいた方がいいから」という返答だと、

勉強する目的がとても小さなものになってしまうように思います。

つまりは勉強することそのものの優先順位が低くなってしまうように思います。

 

勉強をしていく中で、

テストの結果が出てくる中で、

「あぁどうしよう…」と思う瞬間がよくあります。

 

「やばい…」とか

「終わった…」とか

「死んだ…」などなど…

 

望んでない結果が出てくることもよくありますし、

内容が全然わからなくて途方に暮れることもよくあります。

 

しかしながら…

望んでなくても、途方に暮れても、

それは「自分自身が出した結果」であり、進んでしまった道なのです。

選択したくて選んだわけではないと言っても結局は選んだ結果なのです。

 

中3数学がわからない…のは、

いきなりわからなくなったのではなく、

どこかで徐々にわからなくなっていたはずであり、

その「わからなさ」を”まぁいいか”と放置する結果を選んだことが原因で、

今そのタイミングで中3数学がわからない自分になっているだけなのです。

因果応報というものです。

 

だからこそ…

望む結果になる原因を作ることもまたできることなのです。

その原因を作ることが、目的を持った努力になるのではないかと思います。

 

「あぁどうしよう…」とか

「あらどうしよう…」とか

そういう”先の見えないとき”こそ、「勉強の目的」を考えるチャンスなんです。

 

なんで勉強するの?っていう質問は、

やっぱりね、自分で考えないといつまでもモヤモヤは消えないんですよね。

だけどなかなか普段は考えない。

だから「どうしよう…」って思った時が、

敢えて立ち止まって、自分の勉強の目的を考えるチャンスになるんです。

 

なぜ勉強するのか?

 

自分の中に「明確な目的」を持ったとき、人は大きく成長するように思います。

特に「人生の目的」に気がついた人は、とても幸せな人生を送ることができると思います。

そして「目的」を知ったのであれば、あとは…がむしゃらに努力するのみです。

 

それにしても…

勉強の目的は、人によって違うと思うかもしれませんが、

突き詰めるとみんな同じなんじゃないかなと思っています。

 

それが何かと聞かれたら…

こちらをご覧ください→勉強するのはあなたです 過去のブログにもいろいろ書いてますね

 

 

それではまた、別の機会にお会いしましょう。