←残りの時間があとわずかだったので、パズルにトライの図。
さて、この日はひさーしぶりに叱った?諭した?時間がありました。
目標とはなぜ決めるのか
今の時間の過ごし方はどうだったか
どんな気持ちで取り組んでいたか
そんなことを聞いた気がします。
限りある時間の中で、自分の力で全力を出して達成できるギリギリのライン。
それが目標であり、達成するために一生懸命に努力するのが目標を定める理由。
「今日は20問解きます!!!」
『本当にできる?』
「絶対できる!がんばる!!」
『本当にできる?』と聞くときは、大概が無茶だぜ...ってときなのですが、無茶であることは承知の上で、「できないぞ」というのではなく、少し考える時間を作るようにしています。
そうすることで、生徒自身に振り返ってもらい、目標を自分との約束にしていきます。
さて、上のようにとても意気込んでいた生徒さん。
目標を達成するためにどのようなアプローチをしていくのかをじっくりと見ていました。
最初の1問目。
順調に進み、気持ちよくスタートです。
2問目。
ちょっと頭をひねりながらもなんとかクリアです。
3問目。
この子にとって難しい問題に出くわしました。ちょっと時間がかかりそうな問題。
一生懸命解くのですが、読み飛ばしがあり、1回目は不正解。
2回目にて少し正解に近づいていきましたが、またしても不正解。
3回目にしてようやく読み間違いに気づき、クリアしました。
このとき1問にかかった時間は20分。雲行きがあやしくなってきました。
ここで、時計をちらっと残り時間の確認。この後の行動ががらりと変わりました。
4問目。なかなか問題を読もうとしません。あっちをみたり、こっちをみたり。
やったことのある問題のはずなので、そう時間はかからないはずなのに...ここで10分。
5問目....声をかけてようやくスタート。考えているふりをしてみたり...もはやペンが進まない
....結局、あの手この手で、この生徒さんがこの日解いた問題は計7問。
7問といえば、数だけ見てみればよく頑張っているとは思うのですが。。
目標は何問でしたか?
約束は何問でしたか?
20問です。
さらに実は、途中でこんなやりとりがあったんです。
『さっきの問題が難しかったから、今日は20問はきびしそうだね...どうする?』
「うーん、じゃあ10問はできると思う」
『そうだね、10問だったら先生もできると思うよ、だからがんばってやっていこう!』
そう、残りの時間からクリアできそうな問題数に目標を定め直し、仕切り直しをしているんです。
ということもあり、時間をとって質問タイム。自分の行動を振り返ってもらいました。
みなさんはこの一連のやりとりをどんな風に感じるでしょうか?
中にはまどろっこしいなって感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。
強制的にさせてしまえばいいのでは?って...その方が楽なんですけれどね(><)その瞬間は。
この生徒さんには目標の決め方と目標に向かう姿勢を学んで欲しかったので敢えて時間をかけてみました
そして、行動を振り返る中で、約束を守るということ、守るために行動していくことが大事であることを伝えていきました。
次の日。元気よく顔を出してくれたこの生徒さん。
「今日は時間が少ないので5問解きます!!!」
『いけそうだね〜守れるかしら』
「うーん...でもがんばればいけると思う!」
予定時間よりも10分早く5問やりきりました^^
ついでにパズルの時間も確保でき、ちゃっかり3問解きました^^
帰り際
「おかーさーん!今日は目標達成したよ!!ちゃんとできたよー!!!」
って大きな声を出してました。
目標ができるってうれしいよね!だからこそちょっと真剣に目標を考えて、達成するために全力を尽くす
そうすれば、うれしい達成感に出会えるんですね。
「できる」の積み重ねは、自分との約束の上に成り立っているんですね。有言実行!かっこいい^^
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