犬も歩けば棒に当たる…
人間生きていれば良いことにも悪いことにもいろいろなことに遭遇するわけです。
袖振り合うも他生(多生)の縁…
今ある出会いは今世だけのものではなく、前世からのものでもあり、来世にも続くわけです。
というように、諺には深い意味があるわけで、結構な割合で仏教的要素を含んでいます。
ですから「出会い」というのは、「人との出会い」もあれば、「モノとの出会い」もあり、
おそらく「出会い」には全て意味があり、意図的でもあるのだと思います。
因果応報という言葉があります。
あることが原因で起こった結果は報いという形で応えられる、といった意味です。
実はこの「因」と「果」を繋ぐものが「縁」です。
「因」は言うなれば種子。良い種も悪い種もごちゃまぜに僕たちの中にあります。
「果」は言うなれば果実。良い種からは良い果実ができ、悪い種からは悪い果実ができる。
「縁」はいうなれば肥料や水。良い肥料を与えれば良い種が良い果実になり、悪ければ逆になる。
だから…
良縁を結ぶことが、良い果実を得ることになるわけです。これを善因善果といいます。
逆に悪縁を結ぶと、悪い果実を得ることになるわけです。これを悪因悪果といいます。
そして…
良縁を結ぶか、悪縁を結ぶかは、その人の選択なわけです。
行き当たりばったり生きるのではなく、意図を持って生きる
私たちにとって良い人生とは何を意味するのか。
この答えを得ることによって、
行き当たりばったりで生きるのではなく、
目的をもって生きていくことができます。
つまり…
私たちにとって何が最も重要なのか、選択することができます。
私たちの理想の人生を定義することは、
私たちの人生において何を優先するかを明確にするものです。
従って、それはすべての人にとって人生はユニークなものです。
これからいくつかの質問をします。
このときに、あなたが今持っている全ての義務や責任を置いておいてほしいのです。
あなた自身について真剣に考えてください。
もしかしたら、とても「自己中心的」のほうがいいかもしれません。
自分が何を望んでいるかを知る
あなたは自分の人生をどのようなものにしたいか分かっているでしょうか?
「裕福になりたい」
「金銭的自由が欲しい」
「仕事で成功を収めたい」
「幸せになりたい」
などの中身のない希望はすべてうまくいきません。
このような希望は、
あなたを成長させる際に直面する壁に打ち勝つためには、必要な力に欠けています。
多くの人は、成功について漠然としたイメージを抱いています。
漠然としているので…明確ではないのです。
あなたは自分が何を求めているのかを具体的にする必要があります。
もし手に入れば、ありがたいとか嬉しいとかいうものではなく、
本当に望むものは何か。
あればそれに越したことはない。
そういうものの長いリストをいくら作っても、
本当に望むものは何かを考え出すことができません。
これは全くの見当違いなのです。
これはほとんどの人の生き方であり、
彼らは単に事の成り行きに身を任せています。
あなたは違います。
あなたは絵を描くような明瞭さを持って、
あなたの望むものを描写することができなければなりません。
僕が指導した、成績を伸ばし、志望校合格を果たした生徒達の中には、
どん底に落ち込むまで「なぜ勉強するのか」の理由を考えなかった子も多くいます。
つまり、どん底に落ち込むまで、人生で望むことは何かを発見していなかったのです。
テストに失敗し、宿題もやって来ず、しょっちゅう叱られ、ストレスに苛まれる。
好ましくない生活・状況を送るのに懲り懲りしたそのときに初めて、やっと火が灯ったのです。
つまり、やっと「やる気」になったのです。
望んでいなかった経験をして、彼ら一人一人は本当に望むことは何であるかをやっと理解しました。
ついに彼らは望んていることについて十分に明確になり、
その明確さが彼らにとって行動や学習の動機になったのです。
つまり、「自分がしたいことは何か」を自分で知ることができたのです。
あなたの場合はどうでしょうか?
理想的な人生のイメージを極めて明確に今すぐ心の中に描写できるでしょうか?
それが見えるでしょうか?
まるですべてが真実であるかのように、今すぐここでそれを本当に見ることができるでしょうか?
誰しも望まない人生を耐え忍ぶは嫌なものです。
もちろん忍耐が必要な時もありますが、
なるべくならそういう自体は避けたいと思いませんか。
もしあなたが自分の成功について明確なイメージを持っていないなら、
今すぐにでも考え始めてください。
そのイメージは間違いなく、あなたを成功へ導いてくれるでしょう。
学習する「因」が
成功する「果」になる。
このとき「縁」になるのが、みかんせいで学習することです。
あなたにとっての「良縁」となっていたらいいなぁ…。
それではまた、別の機会にお会いしましょう。
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