今日、盛和塾帯広主催の講演会に行ってきました。
市民文化ホールの大ホールが一杯になる1500人の聴衆の一人となって、
日本でも最も有名な経営者の一人である稲盛和夫さんの講演会です。
京セラ・KDDIの名誉会長であり、
最近ではJALを再建した経営手腕は皆さんもご存知かと思います。
僕の好きな日本の経営者は
アサヒビールの中條高徳さん
京セラの稲盛和夫さん
そして松下電器の松下幸之助さん
です。
このお三方に共通するのは実は「仏教好き」ということです。
いわゆる「善因善果」というお考えを持っていて、
「良いことをすれば、良い結果が出る」
「悪いことをすれば、悪い結果が出る」
という当たり前のことを素直に実践されているのです。
僕はこのことがとても好きです。
今日の講演でも稲盛さんはこのことも仰っていました。
「心を磨く」
簡単な一言なのですが、
とても難しいことです。
だけど実はとても単純なことなんです。
なぜなら「良いことをする」ことが
「心を磨く」ことになるからです。
どうです?
単純なことですよね?
でも…とても難しいことでもあります。
だからってわけでもないですが、
考えすぎると難しくなってしまうので、
とってもシンプルかつ今すぐにでも誰にでもできる「心を磨く」方法があります。
あまりにシンプルすぎて、おいっ!とツッコミを入れられるかもしれません。
そのシンプルであり、さらにパワフルな「心を磨く」方法は…
「感謝する」です。
「ありがとう」と言うこと。
どんなことに対しても「ありがとう」と言う。
誰に対しても「ありがとう」と言う。
表面上ではなく、
ここは「ありがとう」という場面だからとかいうのはなく、
心からの「ありがとう」を言う。
これが「心を磨く」もっともシンプルな方法です。
1日のうちにきっと何度も「ありがとう」をいうシーンはあると思います。
「心を磨く」チャンスを与えてくれているのだと思います。
「ありがとう」と言われてイヤな気持ちにはならないでしょう?
「ありがとう」と言われたら良い気持ちになるでしょう?
だから…
「ありがとう」と言うことは、相手も良い気持ちになりますし、
きっと自分も良い気持ちになると思います。
それが「良いことをすると、良い結果が出る」ということです。
相手にとって良いことは、自分にとっても良いこと。
情けは人のためならず、ということですね。
偉大な先人たちから得た教訓の一つです。
僕はまだまだこの境地には入っていません。
頭ではね、わかっているのですが、
心がまだまだ磨かれていないので、
どこかでまだ「感謝してっ!」って気持ちになってしまったりします。
「感謝」は押し付けるものでも、求めるものでもない。
あくまでも、その人が感じた気持ちであり、
「ありがとう」はその気持ちを表現する言葉なのですから。
求めた瞬間にその行動や気持ちは「してやってる」という傲慢なものになってしまいます。
そうなるとせっかく磨いた心も、すぐに汚れてしまいます。
ということで…
僕はまだまだドロドロな泥凡人です…(涙)
それではまた、別の機会にお会いしましょう。
皆様、本日も本ブログを読んでいただきありがとうございました!
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