【とある塾での課題】
次の長さを( )の中の単位で表しましょう。
(1)3cm(m)
(2)2400m(km)
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【みかんせいの文章題】
10秒で2個の真丸巨大卵を産む鶏が5羽います。この卵を重ねて2km400mの卵タワーを作ろうと思います。卵の半径を2500mmとすると、11時40分から産み始めれば何時何分にタワーをつくれるでしょう?
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これは、同じ学年、同じ単元(長さの単位変換)についての問題になります。
(みかんせいの問題には他の単元も入っていますが、ちょっとそこは置いておいて。。。)
直感で答えましょう。
どちらが大変そうですか???
→おそらくみかんせいの問題と答える方が多そうです。。。(ーー;)
では質問を変えましょう。
どちらをやってみたいですか???
→これは多分、答えが分かれたのではないかと思います(^^)
どちらを選んでも大事な力を鍛えていくのにちがいはありませんので、
どちらも!!と答えたあなたはやる気マックスですね^^
では、最後の質問です
どちらの学習があなたにとってプラスになると思いますか?
単位換算を覚えただけのあなたと
文章を読み解く力を伸ばしたあなたと
あなたのこれからにとってプラスになるのはどちらのあなたでしょう。
学習には大きく分けると2つの力が関わってきます。
①反復練習によって反射的に解く力
(いわゆる計算や漢字というのは反復練習に当てはまるかなと思います。)
②試行錯誤することによってじっくり思考する力(読解力はこちらですね)
どちらの力も大事だと思いますが、「学習する」とは②の思考力を伸ばすことです。
なぜなら今後必要となってくるのは、思考力(判断力、表現力,,,など)だからです。
もちろん…漢字の暗記も大事です。
でもこれは「知識の積み重ね」であり、「思考の積み重ね」ではありません。
これだけコンピュータの溢れている時代です。
計算や漢字はコンピュータがやってくれます。むしろ人よりも数倍優れている。
だけど、そのコンピュータを作ったのは人ですよね。
「◯◯なときは××をしなさい」とコンピュータに命令する。
このときにどれだけのことを想像していけるか(思考していけるか)だと思うんです。
大事なことは、思考して、分析して、相手に伝えていくことだからです。
もちろん他にも情報の取捨選択や理解力なども必要ですが、、、
これからの時代に必要とされてくるのは、
たくさんのことを知っている人ではなく、
知識を上手に使える人なのではないかと思います。
このことを「思考する」というのです。
学校の問題が解けたからといって、それは学生までの評価でしかありません。
社会人となったときに、そこには正解のある問題などありません。
自分が信じた道をどれだけ相手に伝えられるか、(思考力・表現力)
相手の言っていることをどれだけ深く感じ取れるか(読解力・表現力)
自分が困ったときどのように助けてもらうのか、(思考力・表現力)
といったことを本来学生のうちに鍛えていく必要があるんです。
みかんせいの文章題は、できるとすごい。ではありません。
ズルをしたもの、相手を思いやる気持ちがないものは×にしています。
だから、できた、できないではなくて
「どのようにトライしたのか」「どのように伝える努力をしたのか」を重視します。
そのために、反射的に解けるものではなく、
じっくりと読んで物語をイメージする文章題を学習に取り入れているのです。
(もちろん文章題でできなかった単元は反復練習を行います。必要なときに必要な分を行っています。)
今通ってくれている生徒たちの多くが、
最初の体験で「こんな問題ムリ!!」「難しい」と弱音を吐いた子達です。
でも、なんとなく気になるからもうちょっとやってみよう、、、
しばらくすると「問題が楽しい」に変化していきます。次もやりたい、次もやりたい
これって、人間が考えることを好きだからだと思うんです。
反射的にやっているものではなく、自分から考えていかなければいけないものだから。
だからこそ、楽しいんだと思います。
ちょっと難しいほうが、できたときの喜びは大きいんです(^ ^)
文章題って楽しい!
と言っている姿を見ているのは、こちらも楽しいものです。
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