正直に言える勇気

 

少し前のことですが…

ある日、塾の宿題をやり忘れた小学生がいました。

宿題の内容はどんぐり文章題1問。

そこまで多い宿題の量ではないため、やれなかったということはなかったと思います。

しかし、普段からそんなに学習習慣のない彼にとっては、

面倒くさいという気持ちが大きくなり、やってこなかったのかもしれません。

それとも、何か別の理由があり、やることができなかったのかもしれません。

 

どんな理由があれ、先生と約束をした宿題をやってこなかったのは、

良くないことであり、その事実は変わりません。

 

 

しかし、宿題をやってこなかったということは良くないこと、

ということは彼自身分かっており、そのことに対して彼の素直な姿がありました。

 

 

宿題を忘れたその日、塾に来てすぐに、

『先生、宿題をやってくるのを忘れてしまいました。

今日は宿題となっていた問題から、きちんと解いていきます。ごめんなさい。』

と伝えてくれました。

 

 

宿題をやってこなかったことは、確かに良くないことですが、

そのことを隠そうとせずに、正直に伝えてくれた彼の姿。

その姿・勇気は素晴らしいなと思いました。

 

 

正直になること

素直になること

当たり前のことですが、

そんな当たり前のことの大切さを改めて実感する、そんな日でした。