子どもに伝える力その①愛すること パート1

突然ですが…

 

保護者の皆様に質問です。

「あなたは子どもを愛していますか?」

 

次に、子どもの皆様に質問です。

「あなたは親から愛されていますか?」

 

また、保護者の皆様に質問です。

「あなたは親から愛されていましたか?」

 

更に、子どもの皆様に質問です。

「あなたは親を愛していますか?」

 

自分のことが好きですか?

この答えによってわかることは、

あなたがどれだけ自分のことを愛しているか」ということです。

 

こう書くとなんか気持ち悪い感じになるので、言い方を変えましょう。

 

別の言い方をすると、

自己肯定感」というものです。

 

自己肯定感とは、

自分がここにいるべき人間で、

周りの人は自分の存在を喜んでいる

そんな自分が好きだ

という感覚です。

 

この感覚は、

人が自信を持って幸せに生きるために必要な感覚だと思います。

 

よく言うじゃないですか。

「自分を好きじゃないのに人を好きになれない」

これはおそらく真実です。

 

まぁ…

ナルシー的感覚が強い人が言うとちょっとってなりますが…。

 

 

愛されるから自己肯定感が育つ

自己肯定感は、

①自分はここにいるべき人間

②周りの人は自分の存在を喜んでいる

③そんな自分が好きだ

という感覚ですが…

 

ではその感覚は勝手に育つものでしょうか?

 

残念ながら、答えは「No」です。

 

子どもに自己肯定感を教えることは、

親にとって最も大事な仕事であり、

役割といってもいいでしょう。

 

子どもは、乳幼児期の親との触れ合いを通して、

愛することはどういうことかを感じます。

 

親が「私をとても大切にしてくれた」ように

子ども自身も「私自身を大切にしよう」と思うことができます。

この感覚が自己肯定感の源です。

 

自己肯定感は、

苦しいことがあっても強く生きていける力になります。

また、他人を大切にする心にもつながっていきます。

 

善い行いを「当たり前のように」する人になっていくのですね。

 

先ほどの質問を変えるとこういう風になります。

「あなたには自己肯定感がありますか?」

 

 

「あなたは自己肯定感を教えていますか?」

 

自己肯定感と不安感

自己肯定感が傲慢な感じにつながるのではないかと思うかもしれません。

ですが、この2つは全くの別物です。

 

愛されるために、

自分の素晴らしさや優秀さを証明しようとしたり、

他人を落とそうとしていたのなら、

これは傲慢です。

歪んだ俺を見て症ってやつです。

 

ですが、これはそういうことを言う子を批判することはできない面もあると思います。

 

なぜなら、これは自分は愛されてはいないのではないかという「恐れ」や「不安感」からの行動だからです。

 

この「自分は愛されていないのでは…」という気持ちが、自分アピールをさせる気持ちになっているのです。

 

では、この恐れや不安感の原因は、何なのでしょう。

その子の責任なのでしょうか?

 

違いますよね。

 

親が子どもに「自己肯定感」を教えなかったからです。

 

とはいえ…

子どもを愛していない親などいません。

 

だけど…

子どもを尊重していない親となると、どうでしょう?

 

子どもは子どもですが、一個人としての人でもあります。

 

僕は僕を尊重してくれる人が好きです。

尊重は「認めれくれる」と言い換えてもいいでしょう。

 

その逆に、一方的な押し付けは大嫌いです。

そういう人は…嫌いです。

 

次回は、そのことについてお話ししたいと思います。

 

 

より豊かな学びのために…

山田でした。