子どもに伝えること 責任感その①

朝、起きるのはなぜ?

私たちはなぜ「朝起きる」のでしょう。

 

「学校へ行くから」

「会社へ行くから」

「朝ごはんの準備」

などなど…

 

総じて「やるべきことが”その先に”あるから」ですよね。

 

この「やるべきこと」を仕事とするのなら、

仕事を全うするのが「責任感」となります。

 

子どもにとって、

「学校へ行く」のは大事な仕事です。

 

なので時々サボりたくなります…。

えっ?そんなことないですか(笑)

 

まぁ、それは冗談として、

子どもにとって、

「学校へ行く」のは大事な仕事であり、

仕事を全うするために「朝起きる」のは、

子どもが責任を果たす重要な行為なのです。

 

しかし、「起こさないと遅刻するから」というヘルプ(自分でできるのに手伝ってしまうこと)を繰り返すと、子どもは「自分で起きなくても誰かが(母が)起こしてくれる」という状況を作ることになります。

 

これは、一見優しいように見えても、子どもは親に依存するようになり、その自立が妨げられてしまうのです。

 

子どもが問題にぶつかっているときこそ、子どもが本来持っている「できる力」を信じてください。

 

そして、子どもに、子ども自身の身をもって「責任」とは何かを伝えるのです。

 

朝起きれずに遅刻をしたら、それは誰の問題なのかを考えさせるのです。

テストで結果が悪ければ、それは何が問題だったかを考えさせるのです。

 

つまり「行動をするのは誰なのか」を考えさせるということです。

 

責任感は「自分の行動から生じた結果を受け入れること」から生まれます。

なので、良いことも嫌なことも体験しないと生まれないのです。

 

大人になるにつれて、責任は重くなります。

だから、小さい子どものうちに、まだ小さい「責任の重み」を感じる経験はとても大事です。

 

子どもが問題にぶつかるかもしれないと思うだけで、

親の「愛情」は「心配」に変わり、

さらに「先回りの行動」になってしまいます。

 

でもこれだと責任を感じないまま年齢を重ねてしまいます。

 

そういう子が、大人になると、

何か問題が発生したときに「自分は悪くない」と考え、

「悪いのは○○のせい」と責任転嫁をはかります。

 

こういう考えをしてしまうと、

「ではこの問題をどうやって解決しよう」

という発想もアイディアも生まれません。

 

つまり創造力のない人になってしまうのです。

 

これは…良くないです。

 

責任感は子どものうちから身に付けたい大事な心の強さです。

 

親の愛情が心配になるのは当たり前のことですが、

そういうときだからこそ

「これは誰の問題だろう?」と

問いかけてください。

 

それが「子どもの問題」なら、

その心配は、子どもに「責任を果たす」ことを教えるいいチャンスなのです。

 

子どもが責任を果たす人になるためには、

親である僕たちも「子どもの成長のサポート」に責任を果たさないといけませんよね…。

 

朝起きれずに遅刻をしても、ちょっと叱られて、あとから笑い話にでもなるでしょうが、

それが「子育て」となると…、どうでしょう?

 

 

より豊かな教育のために…

山田でした。