朝、起きるのはなぜ?
私たちはなぜ「朝起きる」のでしょう。
「学校へ行くから」
「会社へ行くから」
「朝ごはんの準備」
などなど…
総じて「やるべきことが”その先に”あるから」ですよね。
この「やるべきこと」を仕事とするのなら、
仕事を全うするのが「責任感」となります。
子どもにとって、
「学校へ行く」のは大事な仕事です。
なので時々サボりたくなります…。
えっ?そんなことないですか(笑)
まぁ、それは冗談として、
子どもにとって、
「学校へ行く」のは大事な仕事であり、
仕事を全うするために「朝起きる」のは、
子どもが責任を果たす重要な行為なのです。
しかし、「起こさないと遅刻するから」というヘルプ(自分でできるのに手伝ってしまうこと)を繰り返すと、子どもは「自分で起きなくても誰かが(母が)起こしてくれる」という状況を作ることになります。
これは、一見優しいように見えても、子どもは親に依存するようになり、その自立が妨げられてしまうのです。
子どもが問題にぶつかっているときこそ、子どもが本来持っている「できる力」を信じてください。
そして、子どもに、子ども自身の身をもって「責任」とは何かを伝えるのです。
朝起きれずに遅刻をしたら、それは誰の問題なのかを考えさせるのです。
テストで結果が悪ければ、それは何が問題だったかを考えさせるのです。
つまり「行動をするのは誰なのか」を考えさせるということです。
責任感は「自分の行動から生じた結果を受け入れること」から生まれます。
なので、良いことも嫌なことも体験しないと生まれないのです。
大人になるにつれて、責任は重くなります。
だから、小さい子どものうちに、まだ小さい「責任の重み」を感じる経験はとても大事です。
子どもが問題にぶつかるかもしれないと思うだけで、
親の「愛情」は「心配」に変わり、
さらに「先回りの行動」になってしまいます。
でもこれだと責任を感じないまま年齢を重ねてしまいます。
そういう子が、大人になると、
何か問題が発生したときに「自分は悪くない」と考え、
「悪いのは○○のせい」と責任転嫁をはかります。
こういう考えをしてしまうと、
「ではこの問題をどうやって解決しよう」
という発想もアイディアも生まれません。
つまり創造力のない人になってしまうのです。
これは…良くないです。
責任感は子どものうちから身に付けたい大事な心の強さです。
親の愛情が心配になるのは当たり前のことですが、
そういうときだからこそ
「これは誰の問題だろう?」と
問いかけてください。
それが「子どもの問題」なら、
その心配は、子どもに「責任を果たす」ことを教えるいいチャンスなのです。
子どもが責任を果たす人になるためには、
親である僕たちも「子どもの成長のサポート」に責任を果たさないといけませんよね…。
朝起きれずに遅刻をしても、ちょっと叱られて、あとから笑い話にでもなるでしょうが、
それが「子育て」となると…、どうでしょう?
より豊かな教育のために…
山田でした。
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