トランプEnglish②

さて、トランプスピーチ第2弾

 

もうニュースで見ない日はないですよね。

この人の一挙手一投足、一言一言で世界の政治家と投資家は右往左往の東奔西走。

近隣諸国と貿易相手国は戦々恐々で怒り心頭。

 

とまぁ、世界が文字通り「激動」していますね。

 

彼はTwitterなどSNSのことを「自分で発信できる新聞」と呼んでいて、

いわゆるマスメディアの”憶測”と”事実”をまったく”デタラメ”と言い放っています。

 

このメンタルの強さは…

やっぱり傑物なんでしょうね。

 

まぁ…どこまで行き過ぎるのか、

北海道の地方都市から見ていたいと思います。

 

そんな彼ですが、スピーチの最後の方でいいことを言っていたので、

今日はそのスピーチを見てみましょう。

 

努力し続ける

In America, we understand that a nation is only living as long as it is striving. 

「アメリカにいる我々は、国は努力し続けなければ存続できないことを知っている」

 

直訳すると…

「アメリカでは、私たちは、国は努力し続ける限りにおいてのみ生きていけるだろうことを理解している」

となります。

 

主語 understand that S V~

「主語は、”that節のことを”分かっている」という文法ですね。

レベル的には、中2生の接続詞thatです。

 

only 〜 as long as…

onlyは「ただ、唯一、〜だけ、〜しか」と物事を限定したり、他を排除するような意味があります。

だから「only you」となると、「君だけ」という意味になりますが、

裏を返すと「他の奴らなど眼中ねえぜ!」って感じになります。

言われる方は嬉しいですが、周りにいると…はいはいって感じになりますね。

数ヶ月後は知らないぞぉと思ったりしますが…。

 

なのでこのスピーチのように

「a nation is only living~」というと「国は唯一生きられる」となるのですが…

ちょっとわかりにくいので、敢えて否定的な意味にして、

「生きられない」とした方がわかりやすいかなと思います。

 

というのも、

「as long as」というのが、限定を示す接続詞的表現で「〜する限り」という意味になるからです。

これは中2生で習う比較の文法ですね。

 

そこで、「only 〜 as long as…」というコンボだと、

「…する限りにおいて、唯一〜する」という文意になるのですね。

 

でも敢えて否定的表現をすることで、話者の意思をより強く表すのかなぁと思って、

「…しなければ〜できない」としてみました。

 

ちなみに「be動詞+〜ing」と、文法的には現在進行形になっていますが、

 

この場合は未来を表す意味だと思います。

これは中1生で学ぶ文法です。

 

これで普通に英文にすると…

「We cannot live if we are not striving.」となるかなと思うのですが、

まぁかっこ悪いですね(汗)

 

 

 

さて、この表現もちょっとした会話で使えますよね。

例えば…

I understand that I'm only making success as long as I'm striving.

「僕は、努力し続けないと成功できないと思っているよ」

 

ちょっとあれですよね、

俺は自分を知っているから頑張っているんだぜ!的な表現です。

まぁこう書くと、調子乗っているっぽいですが、

これは結構謙虚な表現な気がします。

 

青文字のところを

「winning next game」や

「passing the exam」などにすると

色々と使い勝手がいいのではと思います。

 

strive

この動詞は、何かを目指して強く「努力する、励む」という意味です。

 

まさに今の、テスト前や受験前の中学生達や高校生達の「努力」のことですね。

好きな動詞の一つです。

 

We must strive to achieve our own life.

 ってところでしょうか。

 

さて、今日はこの辺で。

紙面上の授業みたくなっていますね…(笑)