ある一定以上の年齢の方なら、
きっとこれが何かがわかるはず!
わからない方は…
30代後半から40代の方に聞いてください…(笑)
さて、このシーンはバスケットボールでシュートを外し、
そのリバウンドを「自らと〜る」といって、
取っているシーンなのですが、
実際のところ「自らとーる」というのは、
学習に限らず、他のどの場面でもとても「有益な」行動です。
その行動を「自主性」といいます。
その練習は…自主的にやっていますか?
それとも「やりなさい」と言われたから黙々とやっている練習ですか?
言われた練習はどうしても受け身の練習にしかならず、
ほぼ闇雲に、おそらく「確固たる目的」もないまま行われている繰り返し型練習になっていることが多いです。
「とりあえずやる」練習です。
なんでそのことをするの?
という問いに対して、
明確に、意思をもって返答できる子は(もしかしたら大人も?)いないでしょう。
「上手になりたいから」
「体力をつけたいから」
「筋力がないと動きが遅くなるから」
という返答はあるかもしれません。
しかし…
「なぜ、上手になりたいのか」
「なぜ、体力をつけたいのか」
「なぜ、筋力が必要なのか」
となるときっと途端に困ってしまうでしょう。
もちろん、コンクールで金賞を目指すことや、
大会で上位になる、優勝することを目指すことが
意味のないことだとは思いません。
それは大きな目標の一つでしょう。
しかしながら…
その「目標」は「あなたの目標」なのですか?
その目標は「あなたの目的」を叶えるために
本当に必要な目標なのですか?
と尋ねたなら、
果たしてどれくらいの子が(大人も)返答できるでしょうか。
部活動で掲げる目標を達成するために費やした時間が、
自分自身の本来の目標を達成することの妨げに…なっているのなら、
それはとてももったいないことだと思います。
自主的にやるということは、
自らの目的を「知っている」からこそできることです。
しかしながら、多くの小中高生は、
まだまだ自らの目的を知りません。
正確に言うなら、考えられていません。
そういうバランスの悪い子達に、
半強制的に長時間の練習を課すことは、
ますます「考えられない子」を増やす原因になるように思います。
これは、結構やばいことなのです。
横並び的教育をずっとしてきたこの国は、
リーダーを養成することよりも、
兵隊を養成することに長けています。
だからその反動で、巷には「リーダーになるためには…」的書籍が溢れているのです。
自由意志で行動する
自主的に行動する
そういう力が圧倒的に養成されていない現状が、
まだまだ多いのですね。
前述の「自らとーる」姿勢は、
行動した結果に対して責任をとーる姿勢の現れです。
やっぱり桜木花道、伊達に天才を名乗りませんな(笑)
この練習の目的は何だろう?
その目的は、本当に「自分の目的」なのだろうか?
誰かに言われたから、そう思い込んでいないだろうか?
というようなことを、
子どもと一緒に考えることはなかなか重要なことです。
自主的になるというのは、
実はそう簡単なことではないですが…。
今日はこの辺にしておきます。
より豊かな教育のために…
山田でした。
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