何かをしようとするときに、
何を最も大事なこととするのか?
ということは結構大事なことです。
be-あり方や状態
do-行動
have-持っていること
となるのですが、
さて皆さんはどれに焦点をおきますか?
have-do-beモデル
これは、「何かの秘訣や方法に関する知識や物など何かしらのモノを持っているときに、何かしらの行動ができ、何らかの状態になる」というモデルです。
つまりは、何かを持つことが最も重要で、そうじゃないと行動できないってことです。
当然ですが、何かの状態になるってことにもなっていきません。
具体的には、
「問題集やワーク、学習方法」を持つことで、
「勉強ができる」ので、
「成績が上がる」という流れですね。
逆を言うと…
「問題集やワーク、学習方法」がないと、
「勉強しない」ので、
「成績は上がらない」ってことになります。
みかんせいに来る前のほとんどの子がこういう子です。
do-have-beモデル
これは、「何かを手にするには、何かを実行する必要があり、そうすることで成功する状態になれる」というモデルです。
このモデルは、行う必要があることを行い、手に入れたいものを手に入れた後は、期待していた状態になっているわけではないのですが、まぁこれくらいで…と満足してしまうというモデルです。
具体的には、
「勉強を一所懸命にした」ので、
「取りたい点数は取れるようになった」けれども、
「それ以上の頑張りはいるのかな」って思ってしまうということです。
成績は上がったけれども、
どうにも一定以上は伸びていかないというような、
伸び悩みな子が多いです。
みかんせいで学習をして数ヶ月くらいの子で、
こういう状態になる子は…そこそこいます。
be-do-haveモデル
これは、「自分の理想のあり方や状態を明確にし、そうなるための行動を決め、実行し、最後に成功を得る」というモデルです。
つまりは、何かをする前に「自分はこうありたい」という明確な目的を決め、もしくは「自分の成功の定義」を決め、そうなるためにはどのような行動をするのかを具体的に決めて実行することで、成功につながる、ということです。
大事なのは、自分の中にあるコンセプトを明確にすることです。
目標はあくまでも「自分はこうなるという目的」を達成するためのもので、
目標そのものにあまり意味はないのですね。
具体的には、
「志望校へ合格した自分の状態」を明確に思い浮かべ、
「そのために必要な学習を集中的に行う」ことで合格ラインを突破し、
「志望校合格を勝ち取る」というこです。
その間にある定期テストや学力テストは、
自分自身を志望校へ導くための通過点的目標でしかないのです。
もちろん、それがよくないと、入試の切符すら手に入らないので、
手を抜くことはありませんが…。
みかんせいで学習し続ける子たちは、
その多くの子が、「目標よりも目的」を持つ子になっていきます。
知識型学習と転換型学習
知らなかったことを知ることが知識型学習です。
この学習は、していけばしていくほどどんどんのめり込む学習です。
知らなかったことを知る。
できなかったことができる。
知識、思考や技能を得ることができるので、
やっていくうちにどんどん楽しくなっていくのですね。
みかんせいの子たちの多くが
「勉強って楽しい」というのは、
こういうことが理由です。
でも…
この学習だけだとちょっと物足りないのですね。
転換型学習とは、
「自分のあり方を変える」学習です。
あることについて自分の頭で考えること
世界に対する視点を変えること
それによって他人とは区別して物事を見れること
これまでのモノの見方を変えていくこと
こうした学習は、
「自分の理想のあり方や状態」を考える学習であり、
「自分にとって成功とは何か」を考える学習です。
何はなくても、
何もなくても、
まずは「自分の理想のあり方」を定義し、
想像することが大事なのです。
なぜかというと…
想像しないと夢は具体化しませんから。
それに…
想像は「無料(タダ)」ですので、
いくら想像してもいいんですよ(笑)
すべてはそこからスタートです(^ ^)
より豊かな教育のために…
山田でした。