Are you happy?

あなたは今、幸せですか?

 

と、いきなり聞かれたらあなたは何て答えますか。

 

まぁ、いきなりこんなことを聞いてくる人は、

実際にはあんまりいないように思いますが・・(笑)

 

さて、なぜこんな「問いかけ」から入ったのかというと、

前回のブログで「be-do-haveタイプ」の話をしましたが、

それと大いに関係があるからです。

 

「be」とは「自分のあるべき状態」を明確にすること、

つまり「自分はどのような人間になるのが理想の状態なのか」を

まず想像することが大事ということです。

 

行動の「do」は、その状態が定まってから行わないと、

目の前のことのみに集中してしまい、

何かを「have」したとしても、

その後には何もない状態になってしまいます。

 

だから、

「何をすべきか」では自分は本当の意味では変わらないですし、

もちろん成長も実感できません。

 

「自分がどうあるべきか」を明確に決めることで、

成長した自分をイメージでき、

そこに向かっての具体的かつ意味のある行動が見えてくるのですね。

 

「どうあるべきか」を考える前に、

「何をすべきか」を考えると、

ただ小手先のテクニック、

アプローチばかりを探すようになってしまいます。

 

勉強の方法を知ることも大事ですが、

勉強をした自分がどうなっていたいのかを

考えて、決めることのほうが何十倍も重要なんです。

 

「○○高校に合格する」よりも

「自分は○○高校の生徒である」ことを強烈にイメージするほうが、

きっとやる気も出てくるのではないかなと思います。

 

 

 

幸福は成功のための手段です

何か行動を起こした後に、

何かを手に入れることがありますが、

その何かを「手に入れた」ことで、

人は「自分は幸せになれる」と思います。

 

はて?

果たしてそうなのでしょうか?

 

何かを手に入れることを「成功」と定義すると、

「幸福は”成功”を手に入れないとなれない」ってことになります。

 

つまり、

「欲しいと思ったものを手に入れないと幸せじゃない!」ってことですよね。

 

はて?

果たしてそうなのでしょうか?

 

先ほどの

be-do-haveタイプで考えると、

「幸福という状態になる」ために、

「何かをする」ことで、

「得られるのが成功」という風になります。

 

なので、

成功が幸せを導くのではなく、

幸福が成功を導くのです。

 

目先の利益で得た幸せ(らしきものは)

きっと長くは続きません。

 

このことをヘドニック・トレッドミル現象というのですが、

宝くじ1等を当てた人に、当選直後にインタビューすると

みんな「前より幸せになりました」と答えるのですが、

1年後同じようにインタビューすると、

「そんなに変化はありませんね」となるようです。

 

同じように、

交通事故にあった近親者にインタビューすると

「もう不幸のどん底です」と答えるのですが、

1年後同じようにインタビューすると、

「そんなことはもう忘れました」となるようです。

もちろん程度の問題はありますが…。

 

なので、

目先の利益や不幸は、

当然ながら持続はしないのです。

 

年収800万円以上になると、

年収1000万円になろうと

年収3000万円になろうと、

幸福度的には変化ないようです。

 

これはつまり、

お金は幸福度的にはそんなに重要じゃないってことであり、

お金をたくさん持つことが成功とはいえないってことです。

 

もちろん、無いよりあった方がいいですが、

お金があったとして、

それを「何に使うのか」で、

持続的幸福になるか、ならないかが決まるのかなって思います。

 

どんな高価なものでも、

最初は「すげ〜かっこいい!」って思いますが、

見慣れてくると…そんな感動も薄れますよね。

 

だから…

成功することよりも、

ますは「自分を幸福にすること」を考える方が、

実は何倍も「成功」に近づくことができるのです。

 

お金のある不幸な人と

お金はそこそこでも幸福な人では、

どちらがいいと思いますか?

 

お金がある幸福な人って、

案外少ないんですよね。

マイケル・ジャクソンや

タイガー・ウッズのように

傍目には「成功した人」でも、

その心の内は。。。

なかなかの闇な気がします。

 

庶民で凡人の僕には、

わからない胸中ではあります…。

 

自己受容と幸福は比例関係です

自己受容とは、自己肯定ともいいますが、

自分にふさわしいと思うだけの幸せを満喫できるってことです。

 

自分というものは、普遍的なものであり、

自分を無条件で受け入れることが自己肯定になります。

自己否定しない。

ダメな場合も、そのダメさを認識し、改善する。

 

そうすることで、自分の中にある幸福度は増していくのですね。

 

更にいうと、

そういう認識と改善の行動は、

自分への自信となってきます。

 

変化している自分

成長している自分を実感できるのですね。

これが「幸福」となっているのです。

 

まず最初に、

「あるべき自分の状態・姿」があるから、

そこに向かって変化し、成長しているから、

自分は幸せだって感じることができるのです。

 

なので、

幸福であることが、成功へのスタートラインであり、

幸福こそが、成功のための絶対条件なのです。

 

幸福であることが、能力を向上させ、目標を達成させるのです。

 

ということで…

Are you happy?

 

モノや人が与えてくれる幸福感ではない、

自分の中にある幸福があります。

 

それがきっと、

僕たちそれぞれにとっての「be」なのではないかなと思います。

 

「こうありたい」とイメージする自分になったことを想像してみてください。

ちょっと胸の中がポッと熱くなった気がしませんか?

 

それが「幸福」の種火です。

 

その種火をどんどんと大きくしていくことが、

僕たちがやるべき行動なんですね。

 

それでは今回はこの辺で

より豊かな教育のために…

山田でした。