「ミスっちゃいましたー」とへらへらと答案を見せてきた生徒さん。
どうやら、事の重大さがわかっていないようですね。
ミスをしたことは仕方がない、しかしそこから何も学んでいないことが情けない。
内容を理解した上でのテストなのだから、『どういう理由で間違えたのか?』が気になって欲しいです。
「もう一度計算したら出来ました!」ということですが、だからこそ「なぜ間違えた!」なのです。
今回のミスは、いわゆる『ケアレスミス』という部類に入ります。
では、ケアレスミスと何なのか。
直訳は、“注意力に欠けた失敗”・・・ですが、では、集中していなかったのかというとそうではありません。
問題は、『注意を払う対象』の認識があるかどうかです。
何に気を付ければよいのかを知らなければ、注意のしようがありません。
反対に、『自分は何をミスするのか』を知っていればどうでしょうか。
このようなミスから何を学ぶか、それは自分のことをもっと知ることができるということです。
『正しい勉強』とは、一朝一夕にはみにつきませんよ~。