目標の目的はなに?

目標を持つことが大事だ!

 

とは、よく子ども達が言われることであり、

我々、大人達もよく言う(言われる?)ことです。

 

 

では…

「目標の目的」ってなんでしょう?

 

僕もそうだったのですが、

 

目標を達成したら何かが変わる!

望んでいた結果が手に入る!

目標の達成が成功だ!

 

と思っていました。

 

目標を達成すれば、あらゆることが大きく変わる。

目標達成が成功であり、

成功したという外面が変われば内面も変わる。

 

と思っていました。

 

でもどうでしょう?

 

そんな変化は…ありませんでした。

 

目標達成すればあらゆることが大きく変わる…

という「目標病」になってしまっていたのですね。

 

そこで、考えたのです。

僕にとって「目標」ってなんなんだ!

 

その結果…

まぁ一言で言えば、

「目標を間違っていた」ってことなんですけどね。

 

 

 

成功することが目的なのではなく、そこに至る道のりが重要

なのですが、

そもそも「自分にとっての成功ってどんなこと」なのかが、

明確なようで、

曖昧だったんです。

 

というのも…

「自分にとっての成功ってどんな”こと”」

と思っていた段階で間違っていたんです。

 

成功は「こと」ではないです。

例えば…

・生徒がたくさんいること

・売り上げがたくさんあること

・校舎が何校もあること

・たくさんの人たちから信頼や賞賛を得ること

・お金をたくさん稼ぐこと

などなど

 

正直言えば、

こういう「成功」を得たとしても、

僕という人間の内面は何も変わりません。

 

ビックリするくらい変わりません。

むしろ、その結果、心配事が増えました。

・来年度の生徒数はどうなるだろう

・売り上げはキープできるかな

・校舎を維持するにはどうしたらいいだろう

・何かしでかして信用されなくなったらどうしよう

・お金がなくなったらやばいよなぁ

などなど

 

まぁちょっとぶっちゃけると、

数年前まで、本当こんな感じでした。

 

果たしてこれを「成功」というのか?

ちがうんじゃないか?

 

なんなんだろうなぁ…

と悩んでいた時にふと気づいたんです。

 

目標が間違ってたんじゃないか、と。

成功の定義が間違っていたんじゃないか。と。

 

僕は「何をする」ことばかり考えていて、

「どのような人になり、どのような存在になりたいのか」

「どのような状態が理想であり、何を求めているのか」

という、

自分という人間の本質について考えていなかったのです。

 

人生をかけて何をしていきたいのか、

「自分がこうありたい」という存在になるために、

日々の時間を使っていなかったのですね。

 

つまり、「間違った目標」のために、

時間と労力と能力を使っていたってことです。

 

まったく愚か者です。

悲しいことです…(ー ー;)

 

今から…6〜7年前のことです。

ある会社の執行役員をしていた頃です。

 

 

doよりbe

ということです。

 

do:何かをすれば(目標を達成すれば)

have:何かを得られる

be:そうすれば成功者になれる

 

というのは幻想です。

これは確実に迷子になります。

 

そうではなく、

be:自分はこうありたいという目標を定める

do:そのために行動し、目標を達成する

have:結果として成功を実感できる

 

というのが真実のような気がします。

 

目標を持つことは、「do」ではありません。

 

目標は、私たちの一部であり、

それが変わったら他のあらゆることも変わるのです。

 

自分が求めている成果を達成するという決心への信頼、

それは「be(自らの存在)」に関わる大きな目標です。

 

目標を達成させるという「自信」は、

不確かな状況でも確信を持つことです。

 

それが可能になるのは、

自分の能力を信頼しているからです。

 

 

それで、その「信頼」は、

日々の学習の積み重ね、

学習にかけた時間の長さと誠実さ、

怠惰さや驕慢さを捨てた真摯さや必死さ、

を持ってやってきたんだと自分で言えることが

生み出すのかなと思います。

 

でも、多くの人たちは、

僕もそうであったのですが、

自分で自分の問題の原因を

知ったか振りをするか、

気づいていないのです。

 

学ぶことで、視野が広がると…

案外、解決への道が見えてきます。

 

自分自身がどのように問題を起こしているか?

 

自分の行動の理由

行動しない理由

その理由が何を意味するのか?

 

それを自覚と自己認識を通じて、

自分というものを理解する。

 

そうすることで視野が広がり、

なぜ自分が苦戦して、苦労しているのか、

問題を解決するためにはどのように変わればよいか、

それについての理解も深まります。

 

そうして、物事の見方が変わると、

行動も大きく変わります。

 

だから、目標の目的を間違えたり、

どんな目標を立てるかを誤解したりすると、

全く効果のない目標を設定したり、

怠惰やモチベーション不足で

自分を苦しめてしまいのです。

 

これじゃあ…

幸福にはなれそうにないです。

 

ということで、

自分にとっての「正しい目標」って

とても大事なのです。

 

その「正しい目標」を決定するためには、

やっぱり「学ばねば」ならないのです!

 

 

より豊かな教育のために…

山田でした