どんぐりとどのように向き合うか

どんぐりは「解いたらすごい」「進んだらすごい」というよりも、

 

「どんな風に考えるのか」

「どんな風に説明したら伝わるのか」

「どんな風に自分の知識を使うのか」

といったことを問題を解く中で、学んでいく学習になります。


こちらの少年。

かれこれ3日間同じ問題に悩まされています。

 

どうしても2700を6に分けれない。

 

実はちょうど割り算を習い始めたところで、

「割り算使えるじゃーーん!」と意気込んだものの、6の段には27がないことに気づきました。

 

「え、割れない....」

 

そう、彼が学校で習っているのは、九九を利用した割り算。今の問題で出されているのは、それ以上の問題(割り算を使わなくても解けます)。

 

さぁ、どう切り抜ける!?

 

そこで考え出した彼が考え出した方法が、

 

①6箱に50個ずつ入れてみる

②ぜんぶで300個分けたことになる

③2700は3で割れるから、2700÷300=9

④50個を9回やれば2700を6箱に分けたことになる

⑤つまり1箱は50×9で450個だ!!!

 

知っていることを利用するために、試した結果ですね。比の感覚が徐々に入ってきました。


無事に先ほどの問題をクリアし、意気揚々と次の問題へ。

 

「おお〜これ簡単や!」

 

先ほどの問題よりも簡単だったらしく、

 

「一瞬や!図かいた瞬間に解けたわ!」

 

なんとも素敵な発言。

前回の問題で苦労しまくったかいがありますね。

 

 

もちろん宣言通り、一瞬で解いておりました。

 


さてこちらの生徒さん。

まだまだどんぐりに慣れていないのですが、

 

右と左の図のちがいにお気づきでしょうか?

 

「文章を読んで図にしたら、問題を消すぞ!」と伝えたところ、

 

もう確認ができないという意識からか、若干のちがいではありますが、図に変化が現れました。

 

数字だけだったものがより具体的な形(絵)へと変化していることがわかります。

 

他の生徒さんたちもそうですが、

間違えた時に、「もう一度問題を読み直しなさい」と言われることから、

「なんども読めるんだ」という安心感があるようで、、、

 

一発でポイントを読み切ることができていなかったり、

読み間違いが発生しておりました。

 

やはり、「読むのは1回限り」にして、

1回の集中力をあげていくことにしました。

 

他の生徒さんたちにも、

徐々に広めていき、しばらく続けてみようかなと思っています^^