変わるのは一瞬

いつもと違う席にすわっていますね

 

どんなに気をつけていても、

友達の近くに座ると、

ほんの一瞬、話してしまうことがあります。

 

「宿題の範囲どこまでだっけ?」とか

「この問題、どうやって解くんだっけ?」とか

 

そんなとき、あなたならどのような選択をしますか?

 

友達だから、やっぱり一緒に座ろう!

でもしゃべらないようにしようね

 

これはいい決断でしょうか?

 

「しゃべらないようにしようね」と言っても、

今まで「つい」話してしまったという事実があります。

 

この「つい」が、習慣になってくると、

学習の集中力も下がってしまいます。

 

一瞬のおしゃべりが、それまでの考えの流れを変えてしまうこともあるのです。

 

それならいっそ...友達と離れた席を自分から選びましょう。

 

 

時間が決まっていない、

曜日が決まっていない、

席も決まっていない、

 

この状況、生徒たちにとっては実は「試されている」状態なんです。

毎日のように、「学習する気持ちはありますか?」と尋ねているんです。

 

時間が決まっていれば、その時間に行くしかない。

曜日が決まっていれば、その曜日に行くしかない。

席が決まっていれば、離れて座るしかない。

 

しかし逆に言えば、

・行っていればよい

・行けばいいんでしょ

になるのです。

 

そんな気持ちで学習をして、身につくでしょうか??

 

本来、学びというものは「自分から学びたい」と思って初めて成り立つものです。

だから、いろんな誘惑に自ら勝てるように...と思っていたのですが、、、

 

なかなかそのようにいかないのも事実です。

 

そんなときは、どう動くといいかな?と生徒たちに質問をします。

こんな方法もあるよ、あんな方法もあるよ

君はどんな選択をするの?

と尋ねています。

 

そして、行動で示さない限り、言葉だけでは信じないと伝えています。

(誤解のないように...生徒たちのことは信頼していますし、大好きですが、

 行動が伴わなければ、信用・信頼はされないぞ!いつまでも甘えるべからず!ということです。)

 

この日、一人の生徒と1対1で話をしました。

 

本人としては「やっている」でも、結果が出なくなって来た...と嘆いている状態です。

今までと同じようにやっているのにどうしてだろう?と疑問に思っている様子。

 

そうだね、今まで同じようにはやっているかもしれないね。

でも、今までと同じということは、新しいことは取り入れていないということだね。

それは、後進していることと同じなんだよ。

 

そう伝えると、「そうか、足りなかったのか」と、理解してくれました。

そして、その日はヘロヘロになるまで集中して取り組んでいました。

 

意気込み一つで変わる子もいれば、

ずっと同じままでいる子もいます。

 

その違いは、自分の中に気づきを見つけることができるかどうかです。

 

その日以来、この子は2日間、しっかりと自分との学習に向かっています。

つぎは5日間、続けてみよう!そのつぎは10日間だ!

 

そうやってどんどんと自分を伸ばし続けていってくれるといいなと思います。