彼らの手元の違いにお気づきでしょうか。
一人は「宿題」、もう一人は「まとめ」です。
・宿題が終わらず必死になって終わらせている生徒
・宿題が終わって苦手分野をまとめている生徒
①さて、あなたはどちらの人になりたいですか??
入塾当初、彼らは2人とも宿題を期限内には提出できずに時を過ごしていた生徒でした。
宿題の処理スピードはさほど変わりません。どちらも必死にやらねば、到底終わるはずのない宿題となっています。
今では
・1日16時間も机に向かってすべての宿題を終わらせた生徒
・必死になんとか3教科は終わらせたけれど、やっぱり期限には間に合わなかった生徒
と成長してきました。
②さて、あなたはどちらの人になりたいですか???
「なんだ、どちらもがんばってるじゃないか」
と、迷った方もいるかもしれませんね。
でも、、、
・与えられたこと以上をやろうとする生徒
・与えられた課題もこなせない生徒
とも言えますね。
③さて、あなたはどちらの人になりたいですか???
今、3つの質問をしましたが、
それらはちょっとだけ視点を変えて質問をしています。
① = 現在(見たままの様子で質問しています)
② = 過去との対比(今までの過程を含めた質問です)
③ = 結果(オールオアナッシング、0か100の質問です)
質問の仕方も大事ですね。
①②③では、生徒たちの印象が全く違います。
学生の間は、①、②で評価されることが多いのですが、
社会に出ると③で評価されることが多いように思います。
(もちろん今はいろんなことが変わって来ていますから、一概には言えませんが、、、)
となると、結果を出すための努力(行動)が必要となってくるわけです。
(写真は夏っぽい雲だったので...)
夏休みの宿題と言えば、
たっくさんの量すぎて、本当に終わるのかよ...と絶望感を味わうのが常です。
そんな課題をどのように終わらせるかによって、
その人の性格が出てきます。
今の性格は、社会に出ても変わらないんです。
そのまんま。
変わろうと思わない限り変わりません。
なぜなら、それがその人の本質だからです。
だから、変わろうとしない限り、
今ある行動と結果が社会に出た時の評価になります。
「やればできるんだ」とか、
「徹夜すれば終わるんだ」とか、
「これからこんな行動をします」ではなく、
「こんな行動をした結果がこれです」ということが評価の対象となるのです。
「基準を満たしていないね」or「基準を満たしているね」
というオールオアナッシング。
生徒たちによく伝えていることは、
・言葉ではなく、行動(態度)で示さないと誰も信じてくれないぞ!
・口で言うのは簡単なんだ、結果を残して初めて言えるんだぞ!
・言ったからには最後までやりぬこう!
です。
それは、自分の選択や決意に対して責任を持って欲しいからです。
「責任を果たす=行動する」ということですから。
まだまだ頼りないところはありますが、ちょっとずつ成長な彼ら。
意識できるようになってきたら、次は行動。
「意識」から「行動」までは大きな階段となっていますが、
登りきって欲しいなと思っています。