幸せになりたい!
という願望は、
誰しもが持つ「本能的な」願望ではないでしょうか。
では「幸せになりたい!」と言っている瞬間、
僕たちは「幸せ」なのでしょうか?
もし、幸せなら…
きっと「幸せになりたい!」とは言わないでしょう。
「幸せだなぁ…」と
加山雄三並みに言っているかもしれません(ネタが古い)
幸せになるために学ぶべきこととして
「今を生きる」ことがあげられます。
これは「今」
すなわち「現在」が楽しく心地良いものであれば、
難しいことではありません。
しかし…
「現在」が気分の悪く、つまらない状況であった場合、
僕たちは頭の中にある「過去」に生きたり、
思い出補正のかかる「過去」を美化したり、
「過去」の喜びを追おうとする傾向があります。
もちろん「過去」から学ぶこともありますから、
時々は過去を訪れるのは悪いことでありません。
でも…
長期間にわたって「過去に生きる」のは
良くないどころか、弊害となるでしょう。
昔は良かった…
と言っている人ですね。
昔は良かったなんていうけれど…
それは「現在」がその人にとって、
「幸せ」ではないから…なのかもしれません。
過去に何かを求めてしまうと人生が歪み、
「不幸」になってしまいます。
たとえ現在が、
気分の悪く、
つまらない状況に思えたとしても、
「本物の幸せ」を見出すためには、
「今を生き」なければなりません。
過去の幸せは、
現在の幸せにはなり得ないのです。
僕は美味しい食べ物が好きです。
皆さんも、きっと同じですよね?
ゆっくり座って美味しい食事をする時は、
その一口を十分に堪能し、
口の中や頭の中で味わい、
その瞬間を楽しむことが大切です。
誰かと一緒なら、
より一層美味しく感じられます。
まぁ…一緒の相手にもよるかもしれませんが(笑)
一口、一口を楽しめば、
その食事全体が大変素晴らしい経験になるはずです。
もちろん時間も素晴らしい時間になるでしょう。
しかしながら…
食事中、過去に食べた美味しい食べ物の事を考えていては、
今食べている食べ物を味わったり、
楽しむことができなくなってしまいます。
よく「あの店」と比較したり、
「あの味」と比較したり、
ウンチクを垂れたりする人がいますが…
「へぇ〜」って思うだけで、
今、目の前にある食事が美味しくなるわけではありませんよね。
「知らんし〜」って思ってしまいます。
僕達は、過去の食べ物を食べることはできません。
それは過ぎ去ったものなのです。
僕達は現在にフォーカスし、
今、目の前に存在するものを楽しむだけでいいのです。
たとえそれが、
甘美なものでも、
酷なものでも、
今、目の前にあるものを受け入れるだけなのです。
おいしいものは目の前にしかない
人生も同じです。
たとえ好ましくない状況にあったとしても、
今この瞬間に喜びを見つけないといけないのです。
幸せを求めて過去に生きることはできませんし、
未来に生きることもできません。
僕達は「今」この瞬間に幸せを見出す必要があるのです。
なぜなら…
すべては「自分の責任」なのですから。
過去を賛美し、
現在を酷評するのは、
自分の責任を放棄しているのと同じです。
現在の状況は、
自分の選択と行動が生み出した結果です。
僕たちは、その結果を受け入れる責任があります。
というのも…
責任を受け入れられたら、
「今、行う次の行動」
を考えられることができるようになります。
そして、実行します。
自ら考えたことを、
本気になって実行している時、
人は「幸せだなぁ」って感じるのです。
つまり…
「今を生きる」ってことです。
今起きていることは、
たとえどんな好まざる状況であったとしても、
自分を幸せにするための道程なんです。
そんな状況の時に、
どんな思考をし、選択をし、行動をするかで、
幸せになっていくか、
そうでないかは決まります。
過去をいつまでも思い悩んでも、
今は不幸にしかなりませんからね。
過去は変わらない
未来は分からない
今、現在しかないのです。
であるならば…
今を生きることが、
幸せへの第一歩なんだと思います。
より豊かな教育のために…
山田でした。