◇問題◇
今、ジュースが7Lあります。このジュースを8dLずつの容器に分けるとすると、8dLの容器はいくつになりますか。
◆一回目の生徒さんの解答◆
7÷8=0あまり8 答え0本
「ブー!」
◆二回目の生徒さんの解答◆
70÷8=8あまり6 答え9本
「ブブー!!」~終了~
これでは塾での文章題の学習が全く活きていませんね。
ということで、「絵図化してみよう!」(※写真のノートに書いている図です)
(わかるかなぁー?)
生徒さん「………あっ!」
(何かに気付いたようですね)
そうして
◆三回目の生徒さんの解答◆
70÷8=8あまり6 答え8本
「正解っ!…だけど…」
一回目の解答のときは、完全に“数字”しか目に入っていませんね。
「文章中の、“7”と“8”を使えばいいんでしょ」くらいに思ったのでしょう。
残念です。。。。
そして、二回目の解答においては、最近まで学校で、『ジュースが7Lあったとして、8dLずつ分けたとしたら、いくつの容器が必要となりますか』という問題に取り組んでいたことから、今回の問題も同様だと安易に取り組んでしまったようです。
残念です。。。。
ここまでくると、正しく考えることが出来ていないので、一度仕切り直しです!
そうして、文章を絵図化してみると…あら不思議!?
さっきまで、複雑に絡まった靴紐のようになっていたものが、スルスルとほどけていきました。
なぜっ?
それは『正しく』考えたからです。
では、“絵図化”は正しい考えなのか?
もちろんです!
脳では、文章をそのまま記憶することには限界があります。
ではどのようにして、文章を読んでいるのかというと、“映像化”しているのです。
そう、ドラマや映画のワンシーンのように。
“絵図化文章題”はそういった、人間の通常行動をベースに取り組める、自然な学習なのです。