「読んでいるけどわからない・・・」
この生徒さんにとって、読むということは“字を目で追う”ことにになっていますね。
つまり、文章を考えることは出来ていないということです。
この『絵図化文章題』で学び始めて2年目。
いまさら、『読む』ということはどういうことなのか説明はしません。
私が言うことはただ一つ、「考えてこい!」です。
そして、彼は考えました。
あーでもない、こーでもないと。
最後は、いつもの調子で出来ました。
完成までのノートをあらためてみてみると、最後だけ別人のように感じますね。
そうなんです、まさに別人なのだと思います。
「これまでに、何問も絵図化してきているから大丈夫!」
「自分は成長しているから大丈夫!」
などと、勘違いしていはいけません。
真剣に取り組むから出来るようになってきたのです。
自分の持てる力を出し切るから、わかるようになってきたのです。
油断するなど、ありえません。
“文章を丁寧に読んで絵図化する”ことを習得するには、まだまだ修行が足りませんね。
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