最近、パズルを作っては生徒たちに解いてもらっています。
「変なところはない〜??」と聞くと、大抵、
『これ、ほんとに解けるの?絶対ムリ!』
と返答があります。
なんてこった。
1度解いてから渡しているので、そんなはずはないのだけれど...(笑)
そんな彼らですが、回数を重ねるうちにパズルの特性に気がついて来ます。
『この問題は、ここから考えれば早そうだな!』
『この問題のヒントは、ここだな!』
そんな声がちらほらとあがり始めると、
そのうちだんだんと静かになっていきます。
思考の海にダイブする、まさにその状態がみなに訪れるわけです。
そんなときの彼らには。。。声などかけることはできません(笑)
さて、時折、パズルを行うみかんせいの学習ですが、
パズルは、論理的思考を身につけるためにとても効率のよい学習となります。
勉強!というとどこか身構えてしまいますが、
パズル!というとワクワクさがありますよね。
また、解けたときの達成感も一味ちがいます。
ピタッとはまる感じが気持ちいいですよね!
楽しみながら学習できるという意味でも、とても為になる学習だと思っています。
ただ、決して、楽しんでいるだけではないんですよ^^
集中的思考(収束的思考)と拡散的思考
今後、創造できる人が重宝されていく時代に突入するわけですが、
創造する力を育てるためにはいろんな経験が必要となってきます。
その一つとして、集中的思考と拡散的思考の両立があげられるでしょう。
集中的思考とは、多くの資料から論理的に筋道を立てて考え、一つの結論を導き出す働きです。
一方で、拡散的思考とは、限られた資料から、いろいろな新しい考えを作り出す働きです。
国語で言うと、集中的思考が「要約」、拡散的思考が「意見」となりますね。
創造とは、意見が中心に見えますが、
相手に伝えるためには意見をまとめる力も必要なのです。
だから、集中的思考と拡散的思考のどちらも必要とされるわけですね。
みかんせいでは、思考力、読解力、表現力の柱をもとに学習を組み立てていますが、
その中で、パズル学習は「読解と思考」の強化となります。すなわち「集中的思考」の強化をしているのです。
パズルタイムは短いときと、長いときを設けています。
短い時は、学習に入る姿勢を身につけたいときや習慣として行っているとき。
長い時は、思考の海にダイブしているとき。
短い時は、学習に入るスイッチとしてパズルを利用しています。
長い時は、その生徒が「思考の海にダイブ」している状況です。
この場合は、思考の妨げにならないように「時間を気にせず」行えるように配慮しています。
だからパズルを長時間したあとの生徒たちの様子は、達成感を感じつつもすごく疲れ果てております。
きっと文章題と同じくらいの疲労感です。
生徒たちが「今日、パズルでね〜〜」と話しはじめたときは、
ああ、今日はすごく思考力を鍛えて来たのだな!と思っていただければと思います^^
そのうち、生徒たちにもパズルづくりに挑戦してもらおうかと思っています。
これはこれで楽しみかも!とワクワクしておリます。