TRSメカニックコース3回目
今日は、アームクローラーロボットの製作です。
実は、前回の後半からちょっと作り始めたので、
今回で完成するかな!
と思っていたのですが…
やはり、壁は高かった!
二人とも、
プラモデルを作るのも、
もちろんロボットを作るのも
ほぼ初めての子なので、
なかなか思うようにはいきません。
説明書を読むことは、
図に書いてあることを理解する
ということですが、
その図への理解があと少しってところです。
著作権の関係上、
説明書の図は載せられないのですが、
きっとプラモデルの説明マニュアルは読んだことがあるのではと思います。
なかなか分かりにくいところ、ありますよね?
生徒達も同じで、
見慣れないとすぐに理解は難しい。
なので、
説明書にはない「プロセス」を見せながら、
一緒に作っています。
というのも…
説明書だけ見てやると、
全く別なものになることもあり(汗)
例えば、部品を上下左右逆につけたり、
コードをつけなきゃいけないところにつけなかったり…
でも、それも経験かなと思います。
初めて見るものをいきなり理解するのは難しいです。
僕たち大人がそこそこ上手に作れるのは、
モノ作りの経験をある程度してきているからで、
説明書を見て「製作プロセスが見える」のは、
その経験があるからです。
ここに至るまでいくつのガンプラを壊してきたことか…(笑)
子ども達は、今、現在進行形でその「経験」をしています。
この時間の中でも、
最初に見れなかった説明書の図が、
ちょっとずつ見えるようになり、
キャタピラを作るときにも、
最初は1つ繋げるのに10分くらい格闘していたものが、
4本目にはとてもスムーズに2分程度でできるようになったり。
ほんの90分の時間の中でも、
子ども達は成長しています。
できなかったことができるようになる。
これが成長です。
このアームクローラーは、
このあと製作するロボットへの序章ですから、
ここでしっかりと技術を得てほしいなと思います。
なので…
今回は、僕は一切手を貸しませんでした。
確認はしましたが、製作に手を貸すことはしていません。
でも…
子ども達は、時間はかかりましたが、
悪戦苦闘しながらも、
諦めることなく、集中して、
それぞれの過程を組み上げることができました。
おかげで…
カリキュラムからは遅れてしまいましたが、
焦ることはないかなと思っています。
それよりも「自力でやった喜びと自信」の方が、
これからに繋がると思います。
さてさて、次回は完成を目指します。
今回も完成を目指したのですが…(笑)
完成した時の笑顔は、また次回にお届けできたらなと。
PS
製作中に、ある子のモーターから、ハンダづけされていたコードが取れるというハプニングが!
それを応急処置したのですが、これも僕にとってはいい経験でした。
もちろん、電気 が通るように直しましたよ!