国語の学習もそれぞれのペースに合わせています

物語を読むことがとーっても苦手な生徒さん。

本を読むことは好きなのですが、

内容を聞いてみると「わすれたー」とか「知らないー」とか

さっぱりわかっていないことが時々あります。

 

だからこそ本は読みっぱなしではなく、

問いかけをすることが大事になってきます。

 

一人よがりにならないように、

誰かとともに読むことで、

考えようとしたり、伝えようとしたり、理解しようとしたりするわけです。

コミュニケーションって本当に大事ですね。

 

さて、この生徒さんとも色々話をしながら物語を読み進めています。

 

1日目:登場人物の確認。

2日目:誰の行動なのかを確認。

3日目の今回は、「 」のセリフが誰のセリフかを確認しました。

 

結果はご覧の通り。

書き出すまではわからなかった、生徒さんの頭の中がわかって来ます。

 

うーん、登場人物の特徴をまだつかめていないようです。

根気強く、読み取りの方法を伝えていきます。

 

今回の読み取りでは、この後のセリフすべてが誰のセリフなのかを読み取ることができました。

めでたし、めでたし。

 

ようやくこのお話の面白さが伝わり始めたかな〜と。

本は、内容がわからなければとてもつまらないものになってしまいます。

本来の楽しさが伝わるように、今しばらく辛抱して、読み方を練習していきましょう!


一方で、こちらは新しい取り組みに挑む3人。

 

新聞記事を読むことが増え、

読み取り問題や自分の意見を伝える練習を重ねきた彼らに課したのは、、、

 

「自分で記事から問題を作って、答えまで作成してください!」

 

最初は、難しそう〜と言っていましたが、

先月起きた内容から自分の好きな記事を選んでいくうちに、

自分の好きなジャンルに釘付けになる彼ら。

それぞれが楽しそうな分野を選び、問題を作成していきます。

 

自分の求める答えを引き出すためには、どう質問したらよいのか。

質問力を高めていきます。

 

 

そんな彼らの問題作成の過程で「面白い」と感じるものがありました。

それは、ただの読み取り問題だけではなく、相手の意見を聞くための質問があったことです。

これは意図していなかったのですが、思いがけないファインプレーです!面白い!

 

意見を伝える、意見を聞くということが自然になっている姿にちょっぴり感動しました。

 

要約がある程度できるようになってきた子達を中心に、どんどんと作成してもらおうと思っています。

それぞれが作った問題はずっと残し、次世代の子達につなげていく予定です。

 

少しずつ問題の精度も高めていくことで、読解力や質問力、表現力を育んでいきたいですね!!