TRSプログラミングでは、
自分で作った「カムロボ」を
自分で考えたコマンドをプログラミングして動かしてく中で、
プログラミングの基本的な構造を学んでいきます。
自作のカムロボなので、
その動きには個々に「癖」があります。
というのも、
ギアボックスのネジの締め方や、
ボディーのちょっとしたゆがみや、
電池の能力など、
ほんの少しの違いでも、
「隣の子のカムロボと全く同じ動き」はしないのですね。
だから、言い換えると「カムロボにも個性がある」わけです。
その個性を、所有者(製作者)である生徒たちは見抜き、
それぞれのカムロボにあったプログラミングをしていきます。
だけど課題は同じ。
例えば
「3m先のポールにタッチする」
という課題があります。
Aくんのカムロボは3m進むのに「12秒」かかるかもしれない。
Bくんのカムロボは3m進むのに「12.5秒」かかるかもしれない。
そんな違い(個性)があります。
基本的にはまっすぐ進みますが、
距離が長くなると、ほんの少しだけ右に曲がるカムロボもいるかもしれない。
そういう癖をみて、プログラミングにちょっとだけ変更を加えようかと考える。
そういうトライ&エラーの繰り返しなんです。
ですので、
生徒たちには大いにトライしてもらい、
大いにエラーを重ね、
大いに熟考して、
自分のイメージ通りのことをやり遂げてほしいなと思います。
なので、最近の僕の口癖は、
「やってみー」です(笑)