3年生から4年生へ。
このころ、脳の中では大きな変化が訪れてきます。
「具体的」な世界でしかなかった時期から「抽象的」に捉える力が備わってくる、そんな大切な時期です。
(数えられるものでしか捉えられなかったものが、大きな数やざっくりとしたものを捉えることができるようになってくる時期です。小4でつまずくことが多いと言われるのは、学校で大きな数を習い始めているにもかかわらず、抽象的な概念が脳の中に備わっていないことが原因の一つと考えられているからです。)
時期は人によって様々なのですが、
どうせなら苦労せずにスムーズにいきたいですよね。
スムーズに行くために必要なこと。
それは幼少時の「経験」と言われています。
どれだけ数を数えてきたのか、ものを見てきたのか、音を聞いて想像してきたか、どれだけいろんな言葉にふれてきたか...
9歳になるまでにたくさんの経験を積んでいると、脳の変化がスムーズになると言われています。
だからといって、
急いで幼児教育しなきゃ!!
ということではなく、
9歳になるまでに、毎日の学習の習慣づけだけではなく、たくさん遊んでほしいということです。
彼らにとって遊びも大きな学びになります。
たくさん学んで、たくさん遊んでください!
たまにこんな風に声がけすると思いますが、
この「遊んでください」の中にはいっぱい学んできてね!という気持ちが入っています。
子供達どうしで遊ぶことで得られること
大人たちの中で遊ぶことで得られること
それぞれにいいところがあるので、彼らにはたくさん経験を積んでほしいなと思います。
そして、遊びの経験を文章題に活かす!!です^^
今は具体的な絵ですが、そろそろ抽象的な絵(図)も使えるようになってきています。
◯1つで1個を表していた頃から、◯1つで1000個を表すことが当たり前になっていたり、
重さを表す時は石のような絵だった頃から、いつのまにか線分図で表すようになっていたり、
どんどんと今後にも使える図になってきています。
がんばれ、みんな!!!