雨の日は外で遊べないので、皆さんたっぷり学習できるようです。
漢字が大好きなこちらの生徒さん。
ここ最近は、本当に読みやすい字を書くようになりました。
成長したポイントは鉛筆の使い方にあります。
以前と比べ、鉛筆を持つ手から力みが消えました。また、鉛筆の尖っている部分で書くように意識しています。
でも、初めはなかなか上手くいきませんでした。
たた、「漢字が好きだ」ということから、鉛筆の使い方を練習する機会が必然と増え、数か月にわたる反復練習が可能となりました。
少なくとも学習面では、まず『継続的な努力』が必要です。
その努力を惜しみなくできるかどうか。
学力は、忍耐力勝負ということになるのかもしれませんね。
絶対学力 13
算数文章問題は、理解力・思考力・判断力の養成に共通している『視考力』養成が無理なくでき、本当の学力を育てることが出来る。
どんな子どもでも、視覚イメージの再現・操作を練習するだけで考えることができる。
視覚イメージなしで考えることは不可能である。
文章問題で考えることは描いた絵図を操作することで、解くこととは求められている形に絵図を変形することです。
それは視覚イメージ化すれば見えます。
見えることはわかるということです。
大切なことは、常に言葉と視覚イメージを行き来し視考力を養成することです。
糸山泰造著『絶対学力』より
視るということは数値化が難しく、どれだけ視れているのかを測るのは講師の力次第です。
私も20年近く講師を続けてきて、もっとも気になるのは子供たちがどこまで視えているかです。
なぜかというと、その程度によっては、指導対応が異なるからです。
生徒一人ひとりを視ていくと、問題点は必ず異なり、その指導対応も同様です。
同じ対応はできません。
だからこそ、何を視ているのか、どこまで視えているのかが指導する上での入り口となっています。