TRSプログラミング(9)

タミヤロボットスクール 第9回

 

今回は「変数」について学びました。

だんだんとプログラミングで使う用語も増えてきて、

その分、今まで「ただ入力していた文字列」が、

「意味のわかる文字列」になっていっています。

 

プログラミングを学ぶ理由は、

論理的思考力(プログラミング的思考力)を鍛えることです。

 

画面上のキャラが動いて楽しいとか、

小さなロボットが動いて楽しいとか、

そういうのは「自分で動かす楽しさ」にはなるので、

プログラミングの入口としては、とてもいいことです。

 

でも…

それを「This is プログラミング!」

というのはやはり性急でしょう。

 

こうやったらこう動いた!

ではなく、

こうやったからこう動くんだ!

が大事かなと思います。

 

例えば…

今回は「変数」について学んだのですが、

10 C=1

20 LED 1: WAIT 30

30 LED 0:WAIT 30

40 C=C+1

50 IF C<=20 GOTO 20

60 END

というコードがあったとします。

 

この中で、変数は10行目と40行目です。

これだけを並べると…

 

C=1…「Cは1です」

C=C+1…「CはCたす1」

 

ということです。

 

さて、何のことだかわかりますか?

もしこれがただの「数式」で並んでいたら『?』にしかならないでしょう。

プログラミングを知らない人が見たら、「なにこれ?」な話です。

 

でも、プログラミングのコードを学んだ人にとって、

これはとっても常識なことだとわかります。

 

というのも、

プログラミングは「行の一部」を見ることではなく、

「全体の完成形」を見るものです。

 

だから、一部を切り取って見ても、

何のことだかはさっぱりなのですが、

プログラミングコードを全体を見渡すと

「あぁ、これな」ってわかるんですね。

 

プログラミングを学ぶ理由は、

論理的思考力(プログラミング的思考力)を鍛えることだと言いました。

 

では、それってどうやって鍛えるの?

というと、

まずは「何をしていきたいのか」を決めること。

次に「そうなるために必要な条件・要素と手順は何か」を決めること。

そして「その条件や要素であるプログラミングコード」を考えること。

あとは「コーディングして」きちんと動くかを確かめること。

 

思い通りに動かなかったたら、

プログラミングコードに間違いがあるので、

それを見つけて直していくのです。

 

論理的思考力において、

「必要な条件・要素」が何かを考えることが最も重要です。

どのような手順で入力すれば良いのかをまず自分で考える。

 

プログラミングは得てして技技術な側面から見る人が多いのですが、

「何がこうなるから次はこうなるよね」と自分の目標の動きになるよう、

一つひとつのコードを考えるってところがとても大事な学習なんです。

 

ということで、

今日も一歩成長ですね。