先輩!教えて!

メカニックでも教えます!

 

ということで、

ちょいと先を進んでいる先輩が、

ちょいと遅れてスタートした後輩に、

ちょいと(ガッツリ?)教えています笑

 

メカニックでは、

自分が歩んできたロボットロードがあって、

基本的なロボ製作方法は同じなので、

色々と思い出しながら、

指導と言いますが、

一緒に作っていくことができます。

 

でもですねぇ…

同じメカを作っているはずなのに、

”なぜか”違うもののように見えてしまうんです。

 

右のお姉さんも、メカの改造はすでに経験済みで、

なんなら前々回くらいに作っているのですが、

なかなかスムーズに進まない。

 

なぜかというと、

やっぱり「自分のロボット」じゃないから、

なんとなく違うもののように思えてしまうんです。

 

これまでの製作時の中で、

同じ製品のものなのですが、

いつの間にか「自分仕様のロボット」になっているんです。

 

だから、自分のロボットは、

作って、壊して、また作っての繰り返しをしても、

どこがどうなっているのかなんとなく分かるのですが、

他人のロボットとなると、

同じはずなのに「なんか違う」って見えてしまう。

 

そう見えてしまうくらいに、

自分のロボットに愛着が湧いているってことですね。

 

左の男の子も、

せっかく完成したロボットを

改造のために惜しげも無く崩しています。

 

変な話ですが、

これが「誰かに作ってもらったもの」であったり、

「誰かにもらったもの」なら、

ちょっと抵抗感があるんです。

 

でも、自分で作ったものだから、

惜しげも無く崩すことができる。

 

なぜか?

それは「もう一度、自分の力で作ることができる」と知っているからです。

それだけの経験(製作)をしてきているからです。

 

そんな時は、

どれだけ時間がかかってもいいから、

自分の力で作り上げればいいと思っています。

 

もちろんヘルプがあれば、

手助けします。

でも、ヘルプがなければ、

自分の力でやったほうがいいんです。

出来上がったものが、

たとえ上手に動かなかったとしても、

それはそのときにまた研究すればいい。

 

穴一つのズレが、

大きなゆがみになっているかもしれない。

ならば、穴を一つずらして接続してみる。

 

そうした試行錯誤のプロセスが考えることであり、

試行錯誤の結果として得られるのが喜びや感動や自信になります。

 

そんな本物の喜びや感動や自信をね、

モノ作り体験から得てほしいなと

二人の後ろ姿を見て思いました笑