今日は小学生たちの手元を撮ってみました。
それぞれの時間に、それぞれの教科を、それぞれのやり方で、頑張ってくれています。
間違えることもあるけれど、そんなことは大した問題ではありません。(何回も続くと説教です(笑))
怖いことは挑戦を恐れるようになること。挑まなくなることです。
生徒たちに伝えることは、次の2点が多いです。
間違ったっていい。まずはやってみようぜ!!
手がでなくたって、ひたすら考え抜いてみよう。それまではずっと待ちます。
でも本当に困った時には、自分から質問してね。助けてくれ〜って言えることは大事なんだよ。
これってすごく大事な力だと思うんです。
2年ほど前のある生徒とのやり取りで強烈に残っている思い出があります。
その生徒さんは、自分で解けるのが嬉しくて、すっごく楽しそうに毎回問題を解いてくれていました。
そんなある時、どうしても自力で解けない問題にぶつかりました。
ウンウンと頭を抱えながら、ずっとノートをにらめっこしています。
手を差し伸べたい気持ちをグッと抑え、待ち続けます。
生徒さんはまだまだ考え続けます。
が、やはり解けません。
そうこうしているうちに帰る時間が...
「わかりません。教えてください。」たった一言を言うことが難しい。
子供達の中にあるプライドだったりするんです。
あとは何が分からないのか分からないということもありますね。(こういう場合も、分からないものがわからないと伝えましょう)
この生徒さんは、帰る直前に「わかりません」と言うことができました。
『よく言えたね。』と、頭をガシガシとすると、堰を切ったように泣き出しました。
自分で解きたかったという悔しさと、
助けてもらえるんだという安心感と、
一気に味わった涙だったのかな〜と思います。
現在、その生徒さんは、自信を持ってトライをしてくれています。
そして、つまづいた時や難しい時には、質問にすぐ来れるようになりました。
もちろん考え抜いて、考え抜いて、それでも分からなかった時だけです^^
さらには、新塾生に対して、
「めっちゃ考えてそれでも分からなかったら「分からない」って言うんだよ!」と伝えてくれます。
「本当に困った時は助けてくれるから。自分から質問に行こう!」と伝えてくれます。
「でも、わかる問題は先生は教えてくれないんだよ」と、オチまで完璧です(笑)
生徒たちの手元は、いつだって戦場です。
考えて、考えて、考えて、
喜怒哀楽を爆発させながら学んでいって欲しいなと思います。