日常・実戦で使う学びーTRSプログラミング応用クラス(4)

タミヤロボットスクール応用クラス(4)

 

応用クラスでは、日常で使われているプログラミングってどんなの?

ということが一つのテーマになっています。

 

今回は「バーコードリーダー」です。

バーコードでの管理は、現代社会ではもはや無くてはならないもので、

商品のほとんどについていると言っても過言ではないでしょう。

バーコードを作ることは結構簡単なのですが、

それを「読み取る」となると…

やっぱりプログラミングでの管理というか、

システムを作らないと、使い物にはなりません。

ただの黒い線になってしまいます。

 

それから、今回は「暗くなると自動で明かりがつく」プログラミングも学びました。

基本的な考えはバーコードリーダーと同じで、

「黒か白か」をある機械を使って読み取る(判断する)のですが、

これって「黒か白か」での判断では無く、

「明るいか暗いか」の判断なんですね。

 

ご存知の通り、

黒だと反射光が暗くなり、

白だと反射光が明るくなる。

その微妙な違いを機械を使って読みとり、

プログラミングを使って判断させているんです。

 

暗くなると自動で明かりがつくのは、

例えば街灯などがそれに当たります。

 

このように、

日常生活の中でプログラミング(コンピュータ)は、

当たり前のように使われています。

 

今、みかんせいで学んでいるプログラミングは、

WEB上で一人でも遊べるプログラミングソフトではなく、

日常の中で使われているプログラミングの基礎の学習です。

実際の「モノ」を製作して、

それを実際に「動かす」ようにすることを学んでいます。

 

ちょっと大げさにいうと、

こういうものを「学問」と言います。

 

日常・実戦で使う学びのことを「学問」と言います。

 

学問とは、その名の通り「学び、問う」です。

学びは「自らの知りたいを自らの行動と思考で得る」ことで、

問いは「なぜ?を大にも小にも追求・探求していく」ことです。

自らの問いに自ら答えるのが学問なんです。

 

そうした「なぜ?」は、

やっぱり日常生活の中にあります。

だから学問は日常で使えてこそ意味があるんだろうなぁと思います。

 

計算問題を1000問解いても、

もしかしたら日常生活ではあまり役には立たないかもしれません。

でも、計算問題が解けなければ、

その先にある「なぜ?」が解けないかもしれません。

 

学校の勉強は、

「日常生活で使う」ということと乖離していると思う子どもや親御さんがいます。

事実そうです笑

でもそれは真実ではありません。

ただ単に「使っていない」だけで、

使える場面はたくさんあるように思います。

 

でもこれは学校も悪いんです。

学校の勉強と日常との「繋がり」を伝えていないのですから。

 

学校の勉強は「考える力をつけるためにある」という人もいます。

それは本当のことですが、

もしそれだけなら、何も今の学校の勉強内容じゃなくてもいいはずです。

今の教科書や今の勉強の進め方じゃなくてもいいんです。

 

僕は、今の学校の勉強の全てが無駄とは思いません。

でも、画一的で、評価付けのための勉強になっているのは、無駄だと思います。

というか、無意味だと思います。

もっともっと一つのテーマを深め、追求するような学習スタイルに変えていくことで、

学びの面白さを学校でも伝えることができるのではないかと思います。

 

そうすれば、

子ども達はすっごく目を輝かせて、

自ら学んでいくのはないかなぁと思います。

 

子ども達に限らず、

人間にとって「学び」こそ最も大事なことの一つであり、

最高のエンターテインメントの一つだと僕は思っています。

そんな楽しいことをね、

やっぱり日常生活の中で使っていくことで、

より豊かな人生が歩めるんじゃないかなぁと。

 

せっかく人として生まれてきたんですからね、

学び続ける人生を送りたいですね(^ ^)