あくびは感染するよね〜

隣の人があくびをしたら、

自分のあくびをしてしまうことってありませんか?

 

目の前の人が笑顔で笑っていたら、

自分も笑顔になってしまうことってありませんか?

 

実はこれ「ミラーニューロン」という脳の細胞が関係しているって言われているんです。

ミラーは鏡という意味ですから、

誰か身近な人や目の前の人をミラーリング(真似してしまう)んですね。

それも、ほぼ無意識に。

 

友人同士や恋人同士、

夫婦同士や家族同士の行動や言動が似てくるのは、

このミラーニューロンが関係しているんですね。

思考なんかも同じなのでしょうね。

周りの人にはさっぱりわからないのに、

「あれ」と言っただけで、

その内容が分かるような感じです。

 

長年連れ添った夫婦の顔が似てきたり、

「あれ」だけで通じるようになるのも、

きっとミラーニューロンが関係しているんでしょう。

 

 

実はこのミラーニューロンには、もう一つ怖い研究結果もあるんです。

2007年にハーバード大学のクリスタキス教授らが発表した研究結果によれば、

「太った友達が身近にいると、2年〜4年以内に自分自身も肥満になる確率が最大で171%も増加する」

というものです。

凄まじい確率ですね(笑)

 

日常的に付き合う人が「よく食べる人」だと、

ミラーニューロンによってその友人の「よく食べる」という行動パターンを

自分自身も”無意識に”真似してしまうんですね。

結果として、将来友人と同じように太る確率が高くなるって話です。

 

ここでポイントなのは”無意識に”ってところです。

ミラーニューロンは細胞ですからね、

細胞の働きをコントロールはできないです。

つまりは、このような現象があるとわかっていても、

細胞の働きによって、僕たち自身が「気がつかないうちに誰かの真似をして」しまっているんです。

 

これが良い行動ならいいのですが…

悪い行動も同じです。

何と言っても細胞は「良い悪い」の判断はしませんから。

 

でもこれは大きなチャンスでもあるんです。

あなたが自分を成長させたいと思うなら、

自分自身が真似したいと思える理想の人と付き合うことが、一番の近道ってことです。

 

とはいえ、そんな出会いはいきなり訪れることはありません。
僕たちの日常はそんなドラマチックではない…ですよね?(笑)

そんな偶然やドラマチックに頼っていては、

人生を変えるような出会いが訪れることはありません。

 

やっぱり、自ら動くってことが大事なことで、

でも不思議なもので、

あることをずっと考えているとアンテナの感度が増してきて、

ちょっとした出会い(人や本や知識との出会い)に敏感になり、

いつの間にかアクティブになっているんですね。

 

言い換えると、

やるべきことを正しい順番でやっていると、

適切な人と最適なタイミングで、

出会うべくして出会うってことがあるんです。

 

こういう出会いを偶然と言ったりしますが、

この世の中に偶然なんてありません。

すべて必然なんです。

 

いい出会いも悪い出会いもありますが、

そのすべては必然です。

求めていたものでもあり、

清算しなきゃいけないことだったんです。

 

ということで、

自分自身が学びたいと思えば、

学んでいる人たちがいる環境に自分を置くことが一番の近道なんですね。

 

本を読む家庭では本を読む子になるでしょうし、

ゲームをする家庭ではゲームをする子になるでしょう。

どんな子になってほしいかを親として望むなら、

まずは親である僕たち自身がそうなるのが一番の近道なんだと思います。

 

ミラーニューロン

おそるべし(笑)

 

親がなくても子は育つ、でもありますし、

親の背を見て子は育つ、でもあります。

 

どうせ育つなら…

いいところだけ見て育ってほしいですね(笑)

でも、そうはならないところがミラーニューロンなんです…

困ったものですね。