二転三転&七転び八起き

2020年4月16日、全国に向けて、

新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発出されました。

 

最初に発出した7都府県から数えて5日後ですかね、

遅きに失すると言いますか、

小出しにして結局かよ!的な気持ちになってしまいますが、

これが日本政府の得意技なので、またかよって感じです。

 

言葉というのは、

言葉自体に印象的な意味合いがあって、

発する方も、受け取る方も、

その言葉自体に含まれているイメージを共有するから、

言葉を使うコミュニケーションは成立すると思います。

 

しかし時には、そのイメージを逆手にとって、

受け取る方に妙な緊張感というか、恐怖感というか、

そういうものを植え付けるような言葉を発する人がいます。

 

緊急事態宣言!

となると何か物々しいことが起こるのでは?

と思いますが、

日本に関しては、

要は政府による「自粛要請」であり、

土地建物の使用の自由化というだけです。

 

さすがにホテルを病室がわりに使う場合は補償はするでしょうが、

自粛要請については補償はなしです。

 

要請ですからね、

本来はその通りにしなくてもいいわけです。

お願いされたって、嫌ならやらなくてもいい。

でもここは日本人の体質なんでしょうかね、

「お上にお願いされたら、やらなきゃならん」って思ってしまいます。

本来「お上」というのは、「天皇」を意味する言葉なんですけどね。

 

しかしこの要請ってのがミソで、

これは政府は責任を取りませんよ宣言みたいなものなんです。

 

何かあれば

「こちらは要請しましたよね?それはそちらの自己責任ですよ」

という論法を使うのです。

 

要請=責任回避

というのが政府の要請ってやつです。

困ったものです。

 

でもこの国の地方自治は大したもので、

国は要請しかしませんが、

地方自治体はその補償をするといいます。

金額的には確かに失われる補償額と比べると少ないかもしれません。

でも、少しでも実のあるものであれば、助かる人たちも多いと思います。

 

要請するなら補償しろ

というのは当然のことです。

 

そんな補償の一環が、給付金です。

超厳しい条件付きの一世帯30万円が、

国民一人10万円になりそうです。

総額12兆円になります。

すべて赤字国債の発行で賄うでしょう。

とっても良いことです!

 

政府の赤字は民間の黒字

 

そして日本政府は日銀が自国通貨で国債を発行する限り、

財政破綻を起こすことは間違いなくありません。

このことについては、いつか詳しく説明できたらなぁと思います。

 

以下は参考までに

https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140430.htm

 

https://www.mof.go.jp/about_mof/other/other/rating/p140523m.htm

(財務省ホームページより)

 

財務省が自ら言っているように、

日本は財政破綻をしようがないのです。

いきなりユーロのようなアジア共通通貨とか使ったり、

いきなり中国元で借金したり、米ドルで借金しない限りは。

 

話が逸れましたが、

国民への給付金を12兆円にしたことで、

日本のGDPの落ち具合は多少は軽減されるでしょう。

 

ちなみにですが、

108兆円の事業規模の対策!

GDP比率20%以上!

とか言ってますが、

アレ、ほとんどウソですから。

実質の財政出動(赤字国債発行)は16.5兆円程度です。

つまり、実際のコロナ対策はこの額ってことです。

あとは民間の金融機関の貸付金額とか、

税金の「猶予(あとで払ってねってこと)」額とか、

昨年度で執行してなかった事業費用とか、

色々混ぜての108兆円です。

 

 

でも、この給付金も、1回限りではきっと収まらないでしょう。

新型コロナウイルスの終息はいつになるかわかりません。

ここまで全国に広がってしまうと、

どこかで残っているうちは、

なかなか終息宣言は難しいでしょうからね。

1年間は覚悟しておかないといけないかなと思います。

 

そんなこんなで、

政府発表も二転三転しておりますが、

同じ転がるにしても、

七転び八起きって言葉もあります。

 

どんなに困難なことでも、

よく考えて行動していくことで、

事態は好転していきます。

 

明けない夜がないように、

克服できないウイルスもないはず。

 

今は苦しくて、暗い雰囲気もありますが、

覚悟を決めて、自分を見失わなければ、

きっと明るい未来もあると思います。

 

現時点でどうにもならない感じのする政府には、

来年の選挙で鉄槌を食らわすとしても、

今は目の前のことが大事です。

 

 

必要な恐怖感を持って予防することで、

感染は間違いなく防げます。

 

対応することで新しいやり方も模索できますし、

実験できます。

 

 

こういう時期だからこそ、

できることはあると思います。

 

みかんせいでも、色々な実験的な取り組みをしながら、

これからも生徒と保護者と共に頑張っていければと思ってます!