読書は本来、強要されて「させられること」ではないと思います。」自主的に行うことではないと、ただの「文字を目で追う苦痛の時間」にしかなりません。読書感想文が、いつまでたっても強制的な宿題であり、一番最後にやる宿題なのは、そういう理由もあります。
単純に、つまらないからやらないんですね。そりゃあそうです、本を読む楽しみ方を知らないんですから。
教育は子どもの力を引き出すことであり、読書はその力を引き出す最適な方法です。
子ども達から本や活字の世界から、何かを発見する力を引き出し、子ども達が自主的に読んだものを自分の中に取り込む、自分なりの読書の方法を作る手伝いをすることが読書教育であり、子ども達が読書をする中で、思考力を鍛え、想像力を鍛え、共感する力や判断するための批判力を身につけることが必要なのです。
この主人公のこんなところが好き!
この人のこんなところが嫌だ!
この人の考えていることちょっとわかる。
この考えは変じゃない?
と言うように、物語を読みながら、色々と考えることで、たくさんのことがわかってきます。
それは知識を得ると言うこともありますが、それよりも「自分の中の自分」に気がつくプロセスのように思います。
だから、本が好きになるか嫌いになるかは重要ではありません。
大事なことは「読書技術を上げること」、つまりどんな種類の本でも読み取れる力をつけることです。
読書好きにならなくたっていいんです(笑)
もちろん、読書好きになるに越したことはありませんが、
たくさん本を読んだからと言って、
読解力がつく!
理解力が上がる!
国語ができるようになる!
と言うのは…残念ですが、正解ではありません。
それでは圧倒的に足りないことがあります<続く>