テストを控えていない生徒さんを中心に、特別学習を開催。
今週1週間かけて、グループワーク&ディベートを重ねています。
お題は「豪雨に対する対策案を考えよう!」です。
豪雨について調べてもらおうと思ったのは、
中2生が、理科では「天気」・社会では「日本各地の地理」の単元をちょうど学習し始められたからです。
対策案を考えるためには、原因を追求しなければなりません。
面白いことに、九州の地形を学び始める子、雨が降る現象を学び始める子、
そこに出てきた単語一つ一つに対して「知りたい」を追求し始める子・・・たくさんの興味があふれ始めました。
附属2チーム、高志1チームに分かれて学習中。
豪雨そのものを解決するために技術を開発しようとするグループ
豪雨による被害を減らすための手段をさがそうとするグループ
豪雨そのものを解決するために地域に呼びかけようとグループ
それぞれのグループによって着目する視点が違っていておもしろいです^^
道路が問題かもね。
調べてみようぜ。
お!おんなじこと考えて実験してるとこあるね。
実用可能かな?
ハザードマップ、結構見やすいね。
見たことなかったけどね。
なんで今まで見なかったのかな?
やっぱり根本的な内容から解決したいな。
豪雨の原因はなんだろう?
これって世界全体の問題だよね。
各グループからいろんな声が聞こえてきます。
豪雨が問題です!危険です!
だから〇〇をしましょう。
そんなニュースの言葉よりも、
グッと身近に自分事として考え始めました。
積乱雲ってどうやってできるんだろう?
上昇気流って?
ヒートアイランド現象...聞いたことあるな!
どういう現象なんだろう
ただ教科書に書いてるものを暗記していた時よりも、
グッと自分の学びを深めるものになっていきました。
知りたいことのため、目的のための準備・手段として、
どんどんと調べ、吸収していきます。
上昇気流って何?
普段の口頭チェック時なら「えっと〜(思い出そうとする)」と、なんとも情けない姿。
しかし、この学習をしているときに同じ質問をしてみると、「正しく伝えよう」とする想いのこもった説明になります。
あまり大きな声では言えないのですが、
こんな生き生きとした姿を見ていると、テストに追われる日々よりも断然いい学びをしているんじゃないかなと思います。
対テストと考えると途端に苦しくなるけれど、
同じ単元を生き生きと学んで、なんなら教科書には載っていないことまで学んでいる生徒たちを見て、
やっぱりこれが学びだよなぁ〜って思います。
まだ踏ん切りはつかないのですが、年に3回くらいはこんな時間を設けたいです。
知識を覚えるではなく、知識を使うことを評価できる環境が増やしていきたいです。
とりあえず中1生たちもやりたいなぁ〜!!