自分でじっくり、ていねいに考えて、
先生に手助けしてもらいながらでも、
自分で解けるようになると、きちんとした説明もできるようになります。
そうすれば、勉強することは、とっても楽しいものになります。
正解までの道のりは、一つではありません。
もちろん、算数の文章題ですから、答えは「1つ」なのですが、
その答えにたどり着く道筋は、実はけっこうあるのです。
なぜか?
それは、子ども達一人ひとりの読解力と想像力が違うからです。
同じ文章を読んでも、同じ映像が頭の中に浮かぶかどうかはわかりません。
むしろ違うことの方が多いでしょう。
その違いが、子ども達の現状の力を表す尺度の一つになっています。
たとえばこんな文章題があります。
『巨大リスと普通リスが森で楽しく遊んでいます。ちょうど綱引きをしています。今、巨大リスと普通リスは合わせて18匹いるのですが、巨大リスの数は普通リスの数の半分です。
しかし、巨大リスのほうが勝ちそうだ。それでは、巨大リスと普通リスはそれぞれ何匹いますか』
さて、皆様の頭の中にはどのような「映像」が浮かんでいるでしょうか?
みかんせい知創ではこのような算数文章題で学習をしています。
ちなみにこれは小2生レベルの問題です。
なぜこのような「ちょっと長め」の文章題にしているかというと、
そのほうが、子ども達の読解力と想像力を刺激すると考えているからです。
もちろん、そのおかげで文章の読み取りが苦手な子は、最初非常につまづきます。
つまづいて、転びすぎて、泣いてしまう子もいます。
しかし、そうすることが現状の力がわかる最良の方法です。
小6なのに、小2の文章題ができない…
となれば、必然その子は自分の「現状の力」は小2生くらいだと客観視することができます。
とはいえ、そんなに早く自分の現状に気が付く子は稀(まれ)です。
何度となく僕たちから説諭を食らって、
心折られながらも立ち上がり、
時には泣きながら、つらい思いをする子もいます。
塾を辞めてしまう子もいます。
しかし、それでも食らいついてきた子は確実に伸びます。
100%伸びます。
5年前に小5生で入塾してきた生徒
彼は、先ほどの文章題は全くできませんでした。何度も何度もやり直しをさせられていました。もちろんほかの文章題も同じように、何度もやり直しです。同じ問題を何回もやりますが、それでもミスが続きます。それでも彼は、ほぼ毎日塾に来て学習しました。
現在中3生になり、今年高校受験を控えています。十勝一番の進学高の柏葉高校です。結果は…楽しみです。
長い時間をかけて、
じっくりと、しっかりと、成長していく。
楽しいと思いませんか。
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